Vol.148 08月 必要なものはからだが教えてくれます
からだによい食べもの、ってどんなものでしょうか?
今回も前回に引き続き「からだによい食べものの選び方」です。
匂いの持つ意味とは?
私たちは味覚以外にも、五感のすべてを使ってからだに必要なものを判断しています。
中でも、食と密接な関係にあるのが「嗅覚」。
例えば、米は炊き上がって初めて美味しそうな匂いがしてくるし、芋も茹で上がったことが匂いでわかります。
焼き魚や、クッキー、パンなども、熱を加えてからある一瞬を境にして美味しそうな匂いがしてきますね。
これが「もう食べられますよ」というサイン。
賞味期限も、食べられるかどうかは匂いで判断出来ますから、本来は表示に頼らなくてもいいのです。
ちなみに、動物がフェロモンで相手を選ぶ本能も「嗅覚」ですね。
匂いは大事ですから、匂いの好きじゃない人とカップルになってはいけないのです(笑)。
「これ、とっても大切なことよ。」
と、料理研究家の星澤幸子先生もおっしゃっていましたよ(笑)。
なるべくなら、自然栽培のものを
天使大学看護栄養学部教授の荒川義人先生から「農薬は流水で洗うと80%程度は除くことが出来ます」と教えてもらったことがあります。
もちろん、農薬は出来るだけ使用しないにこしたことはありませんが、種類や量、価格、流通などの点から見ても、広く普及するにはまだ要件が整っていないのが現状です。
前出の星澤幸子先生は「野菜は、水に20~30分ほど浸けておくといいですよ」と、おっしゃっています。
農薬もずいぶん少なくなるし、パリッとして美味しくなるそうです。
流水で洗ったり、丸ごと水に浸けたりすることで、農薬はある程度心配のない基準になると思っていいでしょう。
ただ、農薬や化学肥料の使用が増え始めた昭和30年代後半以降に生まれた人たちから、アトピーを患う人が増えたとも言われていますから、やはりなるべく早く、農薬や化学肥料に頼らない自然農法に立ち返っていくことが望ましいと思います。
前々回から紹介してきた「からだによい食べものの選び方」いかがでしたか?
本来、必要なものはからだが教えてくれますから、ただ素直にからだの声に耳を傾ける、つまり好きなもの、美味しいと感じるものを感謝していただいていれば、それが「からだによい食べもの」なのです。
ただ、自然からかけ離れた食べものが、そうした感性を鈍らせているということもまた事実。
これまで紹介してきたいくつかの提案が、本来の素晴らしい感性を取り戻すきっかけとなりましたら嬉しく思います。
参考文献 「あなたに贈る食の玉手箱」星澤幸子・鳴海周平著・ワニ・プラス刊
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星澤幸子・鳴海周平著
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