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Vol.149 09月 自分にあった食事量と時間を見つけましょう


暑さもやわらいで、過ごしやすい季節になってきましたね。
今回もこころとからだを健康に保つ「食」のお話です。

ご飯は、いつ食べてますか?

 ご飯は何時に食べると健康に良いのでしょうか?という質問をいただくことがあります。
 答えは「お腹が空いた時」。
 私たちのからだは正直なので、からだが欲する時に、欲するものを食べるのがいちばんなのです。
 ところが、現代人はなかなか本能の声を素直に聞き取ることが出来なくなっています。
  
 それはたぶん「仕事の都合上」や「長年の習慣」「テレビや書籍などから仕入れた健康知識で判断している」などの理由からでしょう。
 いずれも本来の感性を鈍らせてしまう要因です。
 そこで、からだの感性を取り戻すために提案したいのが「とりあえず、夕食を早めに食べてみましょう」ということです。

夕食の時間を早めてみると・・・

 以前、私がまだ会社勤めをしていた頃、夕食の時間は早くて9時。10時を過ぎてから食べ始めることも珍しくありませんでした。
 その頃、朝は起きづらいし、昼間は眠い、仕事でも集中力が続かない、といった状況に加え、就寝中はよく呼吸が止まっていたようです。
 今で言う「睡眠時無呼吸症候群」ですね。
 ただ、休みの次の日はからだがとても軽く、日中もずっと元氣でいられます。
 さて、この体調の違いの原因は何か?思い当たる違いは「夕食の時間」ぐらいです。
 そこで、どんなに忙しい時でもなるべく早めの夕食をこころがけることにしました。
 仕事がまだ終わらない時は、途中でちょっと抜け出して軽く食事をして来ます。
 帰宅後にお腹が空いていたら、果物など軽めのものを少しだけ食べるようにしました。
たったそれだけのことで、体調は一変!夜はグッスリ、朝はパッチリ、仕事もパキパキこなせるので、早く帰宅することも出来るようになりました。
 夕食から就寝までの時間が3〜4時間空くと、からだがとてもラク。
 私にとって早めの夕食は、一石十鳥くらいの効果があったことになります。
 読んで字のごとく、夕方に食べるのが「夕食」。
 先人たちは、きっと早めの晩ご飯がからだに良いことを知っていて、こう命名したのではないかと思います。

自分にあった食事の量と時間帯を見つけよう

 仏教には「朝は少食、昼は正食、夜は非食」という言葉があるそうです。つまり、夜はあまり食べない。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダも「朝2:昼3:夜1」という食事量の目安を持っています。
 早めの夕食に加えて、量をあまり食べ過ぎないということは、昔から伝わる健康・長寿の智恵だったんですね。
 からだが本来の感性を取り戻すために、先ずは、この2つのことに氣をつけてみる。
 そして、からだから「お腹が空いた」という声が聞こえてくるようになったら、自分に合ったライフスタイルを検討してみてはいかがでしょう。
 人によっては、「夜にしっかり食べると体調が良い」とか「午前10時と午後4時の2食がからだに合っている」といった声もあるかと思います。それはそれで、その人のからだに合っているのだからOK。
 からだは年齢や環境などによっても変わります。
 その時の自分に合った食事時間を、その都度からだと相談して見つけたらいい。私はそう思います。

 
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