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Vol.147 07月 カタカナ食よりひらがな食


からだによい食べもの、ってどんなものでしょうか?
今回も前回に引き続き「からだによい食べものの選び方」です。

カタカナ食よりひらがな食

 ベストセラー『粗食のすすめ』の著者・幕内秀夫先生は「伝統食」に対して「カタカナ食」という言葉を用いています。
 例えば、パスタやピザ、ラーメン、シチュー、サンドイッチといったメニュー。
 こうした食べものは、ひらがな食であるご飯や蕎麦、おにぎりなどと比べて、どうしても油脂や糖類、添加物が含まれる可能性が高くなります。
 前回紹介したように「からだによい食事=伝統食」と考えると「カタカナ食」より「ひらがな食」の方が日本人には合っている、ということになりますね。
 

液体でカロリーを摂らない

 前出の幕内秀夫先生は、液体でカロリーを摂らない、ということも提唱しています。
 スポーツ飲料やジュース類にはかなりの糖分(カロリー)が含まれているため、本来食べもので摂取するべきところを液体で摂ってしまうことで、ご飯が食べられなくなってしまうのです。
 ご飯が入ってこないと、からだはまた手っ取り早い飲みものでカロリーを補給しようとしますから、けっきょく悪循環に陥ってしまうんですね。
 赤ちゃんのように歯がまだ生えていなかったり、何らかの原因で咀嚼が出来ない人以外は、きちんと「噛んで食べる」ことが自然の摂理に適っています。
 カロリーは食事で摂る(咀嚼して食べる)、飲みものは水かお茶にする、ということを意識することが大切です。
 ただ、お茶を飲む場合に氣をつけてほしいのは、緑茶やコーヒーのように刺激が強いものはもともと薬のようにして飲まれてきたものなので、あまりガブガブ飲まないということ。お茶を飲む時に「一服する」と言うのは、薬として飲まれてきた名残なのです。
 水分補給でお茶を飲むなら、ほうじ茶や番茶、麦茶などがオススメ。
「茶色」というのは、もともと「お茶の色」ということですから「お茶を飲むなら、茶色のお茶」と覚えておくといいですね。

加工食品は、なるべく食べない

 加工食品の割合が50%を超えると、免疫系が何らかの反応(アレルギーなど)を示すことがわかっています。
 私たちは自然界の一部なので、なるべく自然に近いものを摂り入れること、つまり加工食品をなるべく食べないことが「健康の秘訣」なのです。
 加工の度合いと添加物がなるべく少ないものを見分けるための「3つのポイント」です。

1. 原材料の形がわかるもの
2. 原材料表示がシンプルなもの
3. おばあちゃんの台所に昔からあったもの

 1は、じゃが芋は茹でると形がわかりますが、ポテトチップスになってしまうと元が何だったかわかりづらくなりますね。つまり、自然な状態から遠ざかっているということです。なるべく元の形がわかるものを選びましょう。
 2は、原材料表示にたくさんの文字が並んでいるものは、それだけ添加物を含んでいる可能性が高まるということ。特に見慣れないカタカナ表記が並んでいたら要注意です。
 3は、食品添加物が昭和30年代を境にグッと増えたことから、おばあちゃんの台所に昔からあったものには添加物が少ないはず、という考えです。
  
 3つのポイントに氣をつけるだけでも、食生活はずいぶんと自然の摂理に近くなりますよ。
 
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