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Vol.288 4月 漢字からひもとく 健幸の秘訣・後編


 漢字に凝縮された先人の知恵から、健幸の秘訣をひもといてみましょう。
 


 

カラダからの「便り」

 小見出しを読んで『カナダからの手紙』を思い浮かべた人は、僕と同年代でしょう(笑)
 今回のテーマ「カラダからの便り」とは「便」のこと。だから、カナダのように、はるかカナダ……いや、彼方の話題ではなく、いちばん身近な「自分自身のカラダ」からいただく「お便り」という意味で、体内の状態を教えてくれる「手紙のようなもの」とも言えます。
 便という字を分解すると「人が更新される」とも読み取れるように、排泄をすることで、人は日々新しくなっていくんですね。人が更新される場所だから「便所」なのかもしれません。

 

快便のコツ(食べもの編)

 「便」を別の漢字で表すと「糞」。分解すると「米が異なる」と書きます。
 人間の歯の構成で、もっとも多いのが「臼歯」で、全体の約60%を占めています。ということは、主に臼歯を使って食べるもの「穀類」「豆類」が、摂取比率的にもっとも多くなるのは自然界の摂理。「米=穀類が異なって、糞となる」のであれば、主食の穀類をしっかり摂ることが、快便のコツということになりそうです。
 「噛む」も「歯」も、口の中で米を止めると書きます。人間のカラダは、穀食向けにできているのかもしれませんね。
 副食に発酵食品や食物繊維を多く含む食べものを添えることもお勧めです。
 

快便のコツ(生活習慣編)

 快便には、自律神経も大きく関係しているので、自律神経のバランスが整うことを生活習慣にしてしまうというのもお勧め。
 例えば、起き掛けにコップ1杯の水(白湯)を飲むと、これからの活動のため優位になろうとしている交感神経と、胃腸の動きに関係していてリラックス時に優位となる副交感神経が、胃腸の蠕動運動を「いい感じ」にしてくれます。
 他にも、笑ったり、動作をゆっくりにしたりすることでも、副交感神経が優位な状態になり、快便を促してくれることがわかっています。
 ちなみに、笑顔は「つくり笑い」でも同じ効果が確認されているようなので、とくに面白くなくても笑っていたら周りも明るくなって一石二鳥でしょう。
 穀食、発酵食品、食物繊維といった食生活への配慮とともに、朝1杯の水(白湯)と「ゆっくり」「ニコニコ」の習慣を心がけると、カラダから嬉しい便りが届きますよ。
 

参考文献 『あなたに贈る食の玉手箱』(ワニ・プラス刊)星澤幸子・鳴海周平 著

 

 

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