2008年10月
青木宏之先生をお招きして「こころとからだの健康セミナー」を開催しました!!
恒例となっております「こころとからだの健康セミナー」が、10月16日(木)札幌市で開催されました。
ゲスト講師として、現代に生きる総合的な人間開発のための体技「新体道」の創始者であり、書道塾「天真書法塾」、瞑想塾「瞑想カレッジ」塾長としても著名な青木宏之先生をお迎えし「心身の健康は、夢と希望と自信から」というテーマでお話しをいただきました。
青木先生は1984年、日仏国際シンポジウムにて武道における幻の技である「気の遠当て」を披露し、「気」ブームのきっかけをつくり、以来「気」の武道家として、各界の成功者たちを指導してきた実績から、武道界のカリスマとも呼ばれています。
講演の内容を一部ご紹介します
武道の世界に携わるようになってからもう50年以上経ちますが、私は小さい頃から花や風景などの美しいものが大好きで毎日絵ばかり描いていたような子供でしたから、まさか武道家になるとは夢にも思っていませんでした。
もともとは好きな演劇をやるための体力作りが目的で学生時代から空手を始めたんですが、様々な事情から途中でやめられなくなってしまいました。そこで「どうせやるなら」と、柔道や合気柔術なども学びながら「本当に効く技」を追求していくうちに、空手をベースにしながらもまったく新しい体技に行き着いたのです。「新体道」と名づけたこの体技には「老若男女を問わず簡単に身体を動かせるもの」であり「西洋文化に囲まれている現代にあって、日本文化として世界に発信出来るもの」でありたい、という大きな想いが込められています。今では世界各地に「新体道」を通して心身の健康を学んでいる方たちが、老若男女を問わず大勢いらっしゃいますが、いくつになっても「心身の健康」を意識されているというのは素晴らしいことですし、皆さんの健康に貢献出来ている事を本当に嬉しく思っています。
私は60歳から書道を始めました。新体道では棒術や剣術もありますが、筆の方が軽くて楽そうでしょう?(笑)本場の中国でしっかりと書を学んできまして、武道で学んだ「瞑想法」を取り入れた書道教室を開きました。生徒さん達の上達具合を確かめる意味で、書の発祥の地である中国の国際書道展に出品してみたら、なんといきなりのグランプリ! 他の上位賞も総ナメという快挙でした。何か新しいことに挑戦すると、どうやら必要に応じて細胞が若返るようで、生徒さんが皆イキイキと輝いてみえるんです。いくつになっても「自信をもつこと」「希望をもつこと」は大切なことだと改めて感じました。
先日人間ドックを受けてきまして「前頭葉44歳、骨密度30歳、血管の柔らかさ20歳」という結果を頂きました。私、いちおう72歳ですよ。(笑)既成概念に捉われずに、いつも何かに挑戦しようとする気持ちが肉体に現れているのでしょうね。だから皆さんも、幾つから始めても遅いということはまったくないんです。また歳を重ねてこそわかることもたくさんありますから、挑戦出来ることの幅は広がっているはずなんですね。
既成概念に捉われずに、いつも気持ちを前向きに持って、常に新しい自分の可能性を発見する気持ちを忘れないでください。「心身を若く元気に保つこと」は、皆さんの気持ちひとつで簡単に出来ることなんです。「自信をもつこと」そして「希望をもつこと」。一緒に楽しく頑張ってまいりましょう。
ご清聴、どうもありがとうございました。
歌手として活躍しているKAZUMIさんの「江差追分」に合わせて、剣武を披露して頂きました
ご来場いただきました皆様、会場関係者の皆様、KAZUMIさん、ゲストの青木宏之先生に、あらためて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。