2007年11月
乙部中学校でロッキー田中さんにご講演いただきました!!
11月20日(火)北海道乙部町立乙部中学校において、第25回檜山国際理解研究会が開催され、富士山の写真家・ロッキー田中さんにご講演いただきました。
ロッキー田中さんは、生涯に99枚の「誰も見たことがない、ときめきの富士」を世に出し、歴史に遺すことに夢を託して活動しており、その情緒豊かな作品は「現代に蘇った北斎」とも評されています。
この日は大迫力のスライドと共に、自らの体験を「夢に向かって今日も元気に」というテーマでお話があり、乙部中学校の生徒さんや教職員の皆さん、また地域住民の皆さんやPTA関係者、教育関係者など約160名の方々にご参加いただきました。
講演の一部をご紹介します
私が富士山を「本当に素晴らしい山だなあ」と思ったのは、30代半ばの頃でした。当時は勤め人でしたから、休みの日になるのを待ちわびて、憧れの富士山に通っていました。まるで恋人に会う時のように、いつも心がときめいていましたね 。そのうち「この素晴らしい景色を写真に収めておきたい」という想いがどんどん強くなって、ついに会社を辞めてしまったんです。業界でも大手の会社でしたから「収入も安定しているのにどうして?」と、周りの皆は驚いたでしょうね。でも 、心の声が「このままでいいのかな?自分の好きなこと、本当にやりたかったことって何だろう?」って叫んでいるのが、はっきりとわかったんです。こうして独立を決意したのは、40代半ばのことでした。それから十数年、今はこうして皆さんに私の大好きな富士山の写真を見ていただくことを仕事にしています。「富士山の 写真に元気をいただきました」とか「生きる勇気が湧いてきました」というお声を頂くたびに「本当に幸せだなあ、あの時に思い切って決断して良かったなあ」と思います。
「夢を叶える」ということは、もしかしたら大変なことなのかもしれません。でも皆さん、本当に好きなことだったら、ご飯を食べるのも忘れてしまうのではないですか?勉強ではそうはならないかもしれないけど(笑)、周りの人が「あの人よくあんなに頑張れるよね。」って思われていても、本人が好きなことに夢中になっている時っていうのは、全然苦になら ないものです。むしろ楽しくてしょうがない。そんなに熱中出来ること、楽しくて仕方がないことに出会えることが「夢を叶える」ことにつながるのではないか、と私は思います。
宇宙には一つだけ、法則があります。それは「思ったことは実現する」という法則です。でも漠然としていては、なかなか実現しません。なるべくありありとイメージすることが大事です。そのために大切なことは「紙に書く」ということ。漠然としたものでも構わないから「夢を全て紙に書き出すこと」です。夢は一人一人が違って当たり前。自分のやりたいことまで他人に合わせることはありません。自分の心に正直に、自由に書いてみてください。そして次に「人が喜んでくれるために出来ること」を書き出します。人は一人で生きているわけではありませんから、周りの人のために出来ることが夢につながります。最後に「今すぐ出来ること」を書き出してください。すぐに実行に移さなければ意味がありませんからね。一つめの紙だけでは夢は叶いません。二つめ、三つめの紙が大切です。皆さん、ぜひ実行してみてくださいね。
私は富士山からいろいろな事を教えて貰いました。富士山は見る方向によって姿がまったく違います。私たちは物事を一つの方向からしか見ないから行き詰るんですね。「こんな見方も出来る」「こんな角度からも見てみよう」と思うと、困難が良い事に変わっていきます。答えは一つではないんですね。 どうか皆さん、いつまでも夢を持ち続けてください。あきらめない限り、失敗も終わりもありません。好奇心とチャレンジ精神を持って「心がときめく人生」を送っていきましょう。
最後に皆さんから良く聞かれる質問にお答えして終わりたいと思います。「今まで撮った作品の中で、どれが一番好きですか?」私はいつもこう答えます。
「それは、明日撮る1枚です。」
お忙しい中ご来校いただきましたロッキー田中さんにあらためて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
乙部中学校の生徒の皆さん
嬉しいご感想をいただきどうもありがとうございました。
ロッキー田中さんをお招きして健康セミナーを開催しました!
恒例の「こころとからだの健康セミナー」が11月21日(水)札幌市で開催され、150名以上の皆さんにご来場いただきました。今回は富士山の写真家としてご活躍のロッキー田中さんをお招きし「感謝無限大こそ健康の秘訣」というテーマで健康セミナーを開催しました。様々な顔を持つ富士山撮影時のエピソードや感動的体験などを、大迫力のスライドを交えてお話いただきました。
素晴らしい作品の数々を発表しているロッキー田中さんは「現代によみがえった北斎」と呼ばれています。
ロッキー田中さんの迫力あるお話に、皆さん大満足のご様子でした。
ご来場いただきました皆様、会場関係者の皆様、ゲストのロッキー田中さんに、あらためて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。