2007年07月
五日市剛さんをお招きして「健康セミナー」を開催しました!!
恒例の「こころとからだの健康セミナー」が7月10日(火)札幌市で開催され、250名以上の皆さんにご来場いただきました。今回は「ツキを呼ぶ魔法の言葉」が口コミだけで90万部を突破し、各種情報誌などでも紹介されている、工学博士の五日市剛さんをお招きし「縁を生かす」というテーマで健康セミナーを開催しました。豊かな人間関係を築くためのコツや生活全般に縁を生かすコツなどを、ご自身の体験を交えてお話していただきました。
講演の一部をご紹介します
今日は「縁を生かす」というテーマでお話をさせて頂くわけですが、皆さんの周りには、どんなお友達や知り合いの方がいらっしゃいますか?周りにいらっしゃる方との関係を、よく「縁」という言葉で表現しますが、ここには1つの大きな法則があります。それは「類は友を呼ぶ」という法則です。「友達を見たら、その人が判る」とか「周りの人の10人の年収を平均すると自分の年収になる」(笑)とか、いいますね。つまり、ビルで例えると仲間同士は同じフロアにいるんです。このフロアは「心のレベル」という言葉に置き換えることも出来ます。「心のレベル」が同じままだと、いくら転職しても、再婚しても、巡り会う職場、巡り会う恋人、すべてが同じフロア(レベル)だから、何度も同じ事を繰り返してしまうことになるんですね。「じゃあ、上のフロアに行けばいいんじゃないの?」と思うでしょ?はい、その通りなんです。今日は、その「上のフロアに行くためのコツ」をお話したいと思います。
今日こうやって皆さんの前で話している僕ですが、実は学生時代には友人がいなかったんです。虫も寄って来なかった(笑)。蚊にも刺されませんでした(笑)。授業中は先生を批判してばかり、とにかく言葉の使い方が乱暴だったんですね。自分自身でもどうしようもないくらい、ムシャクシャしていました。イスラエルに旅行したのは、そんな時期だったんです。
暖かい国だと聞いて行ったら、何十年に一度というドカ雪、財布をなくして、お金がほとんどなくなり、夜になっても宿も見つからない。薄着だったので、凍え死んでしまいそうになっていた時に「良かったらウチに来ない?」と声をかけてくれたのが、イスラエルのおばあさんでした。見ず知らずの方でしたが、精神的にも追い込まれていたので、お世話になることにしたんです。このおばあさんには本当にお世話になったのですが、滞在中に教えてもらった2つの言葉は、その後の僕の人生をすっかり変えてしまいました。
それは「ありがとう」と「感謝します」という2つの言葉です。おばあさんは「嫌なことがあったら『ありがとう』、嬉しいことがあったら『感謝します』と言うのよ。それも、すぐに言うことが大切よ。」と教えてくれました。もちろん、どちらの言葉を、どんなタイミングで使っても構いませんが「ありがとう」は「有難う」と書きますから「難(嫌なこと)が有ったら、ありがとう」というのは判りやすいですね。
なかなか難しかったのは「すぐに言う」ということ。嫌なことがあってすぐに「ありがとう」ですからね(笑)。だから忘れないように、両手の甲にマジックで書きました(笑)。「ありがとう」「感謝します」って。しかも油性で(笑)。これで忘れなくなりました。いつでも、何が起きても「ありがとう」「感謝します」。イスラエルから帰ってきた途端にこれですからね、周りの人たちがビックリしてしまったようです。「あの五日市が『ありがとう』って言ってる!」(笑)
それからの人生は、本当に大きく変わりました。
帰りの空港では、入国時に無くした財布が戻って来ました。
ある日、車にぶつかりました。すぐに「ありがとう」。まったく無傷でした。
ある日、鞄をひったくられました。すぐに「ありがとう」。犯人が勝手に転んで、鞄を置いて逃げて行きました(笑)。
そしてこうした体験をお話していたら、話を聴きに来てくれた方が製本して世の中に紹介してくれました。知らないうちにどんどん広がって、今では100万部を越えようとしています。僕はもともと技術屋ですから、そういった会社を経営しています。おかげさまで業績は順調、他にも7社の顧問をしています。本も売れている、講演会にもこうして呼んで頂ける(笑)。たった2つの言葉で、人生がここまで変わってしまうことに、自分ながら驚いています。
エドガー・ケイシーという方が「人は、喋った言葉と必ず出会う」という言葉を遺しています。だったら汚い言葉は使えませんよね。だって出会っちゃうんだもん(笑)。皆さん、「ありがとう」「感謝します」という言葉を使うような場面には出会いたいと思うでしょ?
実は最初にお話した「上のフロアに行くためのコツ」というのは、この「言葉の使い方」なんです。僕が実際体験してきたことだから、間違いありません。「ありがとう」「感謝します」という言葉をどんどん使ってみてください。すると、いつの間にかフロアを駆け上がっている自分に気付くはずです。
今日の話が、あなたにとって「良い縁」であったことに感謝して、話を終わりたいと思います。
ご清聴、どうもありがとうございました。