2006年10月
幕内秀夫先生をお招きして健康セミナーを開催しました!!
恒例の健康セミナーが10月16日(月)函館会場、18日(水)札幌会場で開催され、両会場で200名以上の皆さんにご来場いただきました。 今回はベストセラー「粗食のすすめ」などの著者であり、「季刊ぶんぶん通信」でも連載をいただいている幕内秀夫先生をお招きし「粗食のすすめ」というテーマでお話いただきました。実際の現場に、長年携わり続けているからこそ提言出来る「病気にならない食べ方」を、ユーモアたっぷりにお話してくださいました。
豊富な実例を交えて、具体的な提言をいただきました。
講演の内容を一部ご紹介します。
今から50年前「朝ご飯は何を食べて来ましたか?」と質問したら、おそらく皆さん「おかしな事を聞くなぁ。ご飯と味噌汁と漬物、納豆、海苔に決まってるじゃないか。」と答える方が大半だったのではないでしょうか。でも、今はどうでしょうか?フランス人(パン食)やブルガリア人(ヨーグルト)ばかりではないですか?(笑)その結果が、様々な現代病の増加につながっています。食習慣がそのまま今の皆さんの健康状態に反映されているわけです。
現代の食生活における最大の問題点は、砂糖と油脂類の摂り過ぎです。それは先ほど言ったように、主食の多様化が主な原因ですね。日本の伝統食であるご飯に代わって、パンやラーメン、パスタなどのカタカナ主食が増えてきたことで、主食にも油や砂糖が入るようになってしまいました。つまり解決策は「ご飯を食べること」なんです。1日2回はご飯を主食にする。これだけで、主食から砂糖と油がなくなります。そして、主食が変われば副食も変わります。ご飯が主食の時は、味噌汁、漬物、焼き魚など、ほとんど砂糖や油脂類、添加物の使われていないおかずになるでしょう。でも、主食をパンに変えたら、ハムエッグ、マーガリン、ベーコンといったおかずになってしまいます。つまりは、主食次第ということです。
その土地、土地には、昔から伝わる習慣や文化がありますが、これはそこに暮らす人々が、何代にもわたって積み重ねてきた智恵の結晶なんです。気候条件などの風土にあった生活が伝わってきているんですね。私たち日本人は「米」を主食にしてきた民族です。それは日本の風土に合っていたからです。「1日2回はご飯を食べる」というところから、先ずは始めていただきたいと思います。
幕内先生の楽しいお話に、皆さん大満足のご様子でした。
ご来場いただきました皆様、どうもありがとうございました。また、お忙しい中ご講演いただきました幕内秀夫先生に、改めて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。