2007年01月
星澤幸子先生をお招きして健康セミナーを開催しました!!
恒例の健康セミナーが1月23日(火)札幌市で開催され、200名以上の皆さんにご来場いただきました。今回は札幌テレビ放送「どさんこワイド」でお馴染みのクッキングキャスター星澤幸子先生をお招きし、「食と身体の美味しい関係」というテーマで健康セミナーを開催しました。すでに3,800品以上の料理をテレビで紹介し、ギネス記録を更新し続けている星澤先生の豊富な体験から、食べ物と健康の関係をユーモアたっぷりにお話いただきました。
星澤先生オススメのレシピをご紹介頂きました。
講演の内容を一部ご紹介します
今と昔では、食べ物の栄養価が随分と違っているそうです。特に農産物の栄養価は、極端に減っています。昔のように食べ物から充分な栄養が摂れないから、サプリメントも必要になってくるわけですね。ただ、サプリメントには高いお金をかけている人たちでも、有機栽培の大根が1本300円というと「高い!!」って言うんです(笑)。私たちの身体の基は食べ物ですから、本当はここをケチってはダメなんですよ。だって体調を崩したら、病院代も薬代もかかるうえに、稼げないわけですから(笑)。生命の基本である食べ物に、私たちはもっともっと気を遣う必要がある、と思います。代々その土地に伝わる食べ物は、その土地の気候、住んでいる人たちの体質に合ったものです。日本人は、米を主食とし、四方を海で囲まれている環境から、魚を捕り、味噌や醤油、納豆、漬物などの発酵食品を食してきました。日本人にとっての健康食は「ご飯、味噌汁、漬物などの発酵食品と少々の魚介類」ということがわかりますね。私がお薦めするのは、野菜・根菜類を水炊きしたスープをたくさん作って、冷蔵庫に保存しておくことです。3、4日はもちますから、そのスープをベースにして具沢山の味噌汁を作ると良いのです。毎回作る手間も省けるし、栄養価もバッチリですよ。季節の野菜と果物をベースにした毎朝1杯の健康ジュースもお薦めです。現在日本の食糧自給率は40%をきっています。半分以上を外国から輸入している、ということになりますね。これは世界で140番目という自給率レベルです。今、中国やインドといった人口の多い国が食料輸入国になってしまいました。これから益々、食べ物を調達することが難しい時代になってくるでしょう。そういった中にあって、北海道は食料自給率201%を誇っています。かんきつ類以外は、ほとんど何でも摂れる。これは本当に凄いことなんです。世界中探してもこんなに素晴らしい所はありません。四季を楽しむことの出来る日本、その中でも豊かな大地に恵まれた北海道で暮らしていける事の幸せをもっと感じてほしいと思います。
星澤先生の楽しいお話に、皆さん大満足のご様子でした。
今日のお話が、生命の基本である「食」ということについて、見つめ直していただけるきっかけになれば幸いです。ご来場いただきました皆様、会場関係者の皆様、ゲストの星澤幸子先に、あらためて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。