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【vol.24】鳴海周平の全国ぶらり旅|ニューヨーク編


「蜂っ子」をご愛飲いただいているニューヨークのお客様へのごあいさつと、「蜂っ子ミネラル」の原料である「ミネラル酵母」生産工場への定期視察のため、昨年11月13日からアメリカ・ニューヨーク市とニュージャージー州を訪れました。

 今回の「ぶらり旅」は、2003年から「蜂っ子」をご愛飲いただいているニューヨーク市在住の木村はる菜さんに、魅力溢れるニューヨークの街を案内していただきました。

 私たちが暮らしている北海道乙部町から、最寄りの函館空港まで車で約2時間。函館空港から羽田空港まで約1時間。さらに成田空港までバスで約1時間かけて移動して、ようやくニューヨーク行きの飛行機に乗ることが出来ます。

 そして成田空港を出発して約12時間。日本との時差が14時間というアメリカ・ニューヨーク市に、無事到着する事が出来ました。

 「人種のるつぼ」と呼ばれているほど、様々な国の人々が集う国際都市のニューヨーク市は、人口810万人。ニューヨーク州全体では2、000万人近い人口になるという巨大都市です。

 2003年から「蜂っ子」をご愛飲いただき、通訳として38年間ニューヨークで活躍している木村はる菜さんに、魅力溢れるニューヨークの街を案内していただきました。

「ニューヨークは、日本の青森県とほぼ同じ緯度にあたり、この時期になると朝晩は特に冷え込むんです。寒い時期は空気が澄んでいて景色がきれいに見渡せますから、2005年11月に20年ぶりにオープンしたロックフェラー・センターの展望台に登ってみませんか?ニューヨーク市内が一望出来ますよ。」

 セキュリティチェックを受けて展望台行きのエレベーターに乗り込んで約1分。あっという間に67階に到着しました。さらに階段で70階まで登ってみると、そこにはニューヨーク市の絶景が広がっていました。

「ここの展望台は1933年に初めて一般公開されました。再オープンまでの20年間のブランクがありますが、もう70年以上ここからの景色を楽しませてくれています。ここからだとニューヨークの名所もよく見えますよ。今日はちょっと曇っていて頂上が見えませんが、あそこが有名なエンパイアステートビルです。すぐ下にはアメリカで最大のカトリック教会であるセント・パトリック教会が見えますね。」

 ロックフェラー・センターは、この展望台がある70階建てのGEビルを中心にした21のビル群から成っていて、約6万5千人の人達が働いているそうです。クリスマスシーズンの巨大ツリーやイルミネーションが有名ですが、今はちょうど準備の真っ只中ということでした。

「ここの駅も有名なんですよ。」と言って案内していただいたのは、数々の映画の舞台にもなったグランド・セントラル駅。毎日50万人が利用するという、アメリカでも最大の駅のひとつです。1913年のオープンですから、もう100年近くも交通の要として活躍しているんですね。一歩足を踏み入れただけで感じる厳かな雰囲気は、こうした歴史の重さなのかもしれません。

 夕暮れも近づいてきた頃、ニューヨークのシンボルともいえる「自由の女神」を観に、ロウアー・マンハッタンへ向かいました。

 フェリー乗り場から少しずつ近づいて来る「自由の女神」の迫力に、同船していた観光客の皆さんからも思わず感嘆の声があがります。

「1886年にアメリカの独立100周年を祝って、この自由の女神像がフランスから贈られました。王冠にある7つの角は、世界にある7つの大陸と7つの海を表しているそうです。右手には希望のたいまつを掲げ、左手には独立宣言書を持っていますね。自由の証として、足元には切られた鎖があるんですよ。」

 かつて移民たちが入港する際に、この像を見て新大陸への希望を膨らませたと言われる「自由の女神」。こうして目の前にすると、100年以上も自由と勇気のシンボルとして活躍してきた迫力が伝わってきます。

 同船した皆さんと改めて感動を共有し「自由の女神像」を後にしました。
 
 すっかり日も暮れてきた頃、2004年7月からニューヨークに在住している友人の岩清水統君と合流しました。東京のクリニックで一緒に勤めていた彼は、現在ニューヨークで指圧や整体の仕事をしています。この日の夕食は彼の紹介で、日本料理店MOMOYAのシェフ・吉田一男さんのお店に伺いました。

 長崎県出身の吉田さんは、元・美容師であり、庭師でもあったという経歴の持ち主ですが、1992年に渡米してからは、一貫して食の世界に携わってきました。

「こちらに来てからもうすぐ15年になりますが、最初はいろいろと戸惑いましたね。言葉はもちろん、文化も習慣も違う。でも来たからには、何とか一花咲かせてやりたい、っていう気持ちがありました。結婚して、子供も生まれて、今こうしてひとつの世界を追及していくことが出来るということに、とても充実感がありますね。また最近改めて感じることですが、日本の食文化というのは、世界に誇ることの出来る、本当に素晴らしいものだと思うんです。こんなに素晴らしい食文化を、正しいままアメリカに伝えていくことが僕の目標です。日本の美味しい料理と一緒に、時間や空間も楽しんでいただくことで、もっと日本という国の素晴らしさを伝えていけるんじゃないか、と思っています。」

 日本の食文化を正しく普及するための業界団体でも、代表世話人として活躍している吉田さん。今年4月に市内のアップタウンイーストで新しく開業するお店では、より日本文化にこだわった店作りを計画しているとの事でした。「食を通して、日本の文化を正しく伝えたい」という、吉田さんの熱い想いが伝わってきました。

 「蜂っ子」でご縁をいただいた北海道小樽市出身の木村はる菜さん。かつての同僚でもう15年以上の付き合いになる札幌市出身の岩清水統君。そして、今回ご縁をいただいた長崎県出身の吉田一男さん。

 日本から遠く離れたニューヨークで活躍している皆さんと、こうして親交を深めることが出来る幸せを、改めて実感させていただきました。

驚きの出会いがありました!!

 ニューヨークに来て3日目。明日は日本に帰るという日に、木村はる菜さんから連絡がありました。「今日の夜は通訳の仕事が入っているので、午後からはご一緒出来ないと思っていたんですが、エージェントの手違いで別の方が通訳をすることになったようです。打ち合わせに同席が出来そうですよ。」との事。「日本の方の通訳だったんですか?」とお訪ねすると「はい。東京からいらっしゃった江本さんという方で、水の結晶の講演をするというお仕事だったんです。」「えっ?江本さんって、水の結晶写真の江本勝さんですか?」

「水からの伝言」などで有名なIHM研究所の江本勝所長には日頃たいへんお世話になっていますが、まさかニューヨークにいらっしゃっているとは思ってもいませんでした。しかもすぐ側のホテルで講演会が開催されるとの事。早速会場のホテルへ向かいました。講演会の開催会場を覗くと、そこにちょうど講演前のレセプションでサイン会をしていた江本勝所長ご夫妻の姿がありました。

「江本所長、今晩は!!」「あれ?何で鳴海さんがここにいるの?」「視察と取材で3日間、ニューヨークにいるんです。江本所長がいらっしゃると聴いて飛んできました。」「いやー、びっくりしたなぁ。私たちは明日ヨーロッパに向かうんだけど、1日でもずれていたら会えなかったよね。良かった、良かった。」

 お互い1日でもスケジュールが違っていたら・・・。通訳の仕事で木村はる菜さんに声がかかっていなかったら・・・。さらにはる菜さんがそのまま通訳の仕事をすることになっていたら・・・。すべては既に決まっていたかのような展開に、改めてご縁の深さを感じました。しかも、ホテルが数件隣り・・・。
いくつもの条件がぴったり重なった、本当に驚きの出会いとなりました。

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