【vol.76】鳴海周平の全国ぶらり旅|新潟県・佐渡島編
本州最大の島としても知られる新潟県・佐渡島。日本の原風景が凝縮されていることから「リトル日本列島」とも呼ばれているそうです。
そんな日本のひな型ともいえる佐渡島へ盟友のお二人と旅をしてきました。
ミラクルアーティストで在日宇宙人のはせくらみゆきさん、正観塾師範代でダジャレの達人・高島亮さんとの珍道中。
さー、どーなる?(by高島亮さん)
新潟港からジェットフォイルで約1 時間。佐渡島両津港へ到着した僕たちは「これから、さーどーする?」という、期待を裏切らない亮さんのひと言で旅をスタートさせました。
まずは島の北端にある二つ亀と大野亀という「亀」の場へと向かいます。
ふだんは、ほぼ登ることのない山頂へ登ってみることにした僕たちは、暑さと慣れない山道に挫けそうになるたびに「ボク、暑いの大好きなんです。なぜか、ホットするんです」とか「山頂の祠まで辿り着けたら、ほこらしいですよね」という、幻聴のような言葉に励まされながら(笑)無事、頂で参拝することができたのでした。
一夜明けて、早朝から稀少な県鳥のトキを探していた亮さんが、喜び勇んで動画を見せてくれました。
「みてください!6時ころから探しまわって、ついに、そのトキがきたんです!!発見したトキは、もう、トキトキしましたよ」
朝から絶口調の亮さんでしたが、3 時間後に「これは、サギですね」と断定されようとは、このトキまだ誰も思っていなかったのでした(笑)
この日は島の南端にある「鶴ケ峰」へ。
「鶴亀あるところに空海あり」と云われるように、佐渡島は空海さん所縁の地。北と南にそれぞれ「亀」と「鶴」があるのも、そういうことのようです。
空海さんが投げ上げた三杵が飛来した場所であり、真言宗・三大聖地の一つ小比叡山・蓮華峰寺がある佐渡島は、目にみえない世界からみても「日本のひな型」なのかもしれませんね。
島の両端でお祈りを捧げさせてもらった後、鶴ケ峰の上空にあらわれた大きな鳥のような雲をみながら「鶴かなー、鳳凰かなー」と推測するみゆきさんと僕の隣で「トキかなー、サギかなー」と、しきりに氣にする亮さんなのでした(笑)