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【vol.72】星澤先生のクッキングれしぴ「食は夢のかけ橋」第36回


hosizawa72

渦巻豆腐 4人分

●大揚げ・・・・・・・・・・・・四角1枚
 ●片栗粉・・・・・・・・・・・・・少々
●木綿豆腐・・・・・・・・・・・・・・1丁
 ●塩、しょうゆ
 ・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2杯
 ●片栗粉・・・・・・・・大さじ2杯
●干しシイタケ・・・・・・・・・・2枚
●ニンジン・・・・・・・・・・・30g
●枝豆・・・・・・・・・・・・大さじ3杯
●大根おろし、しょうゆ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量

①揚げは沸騰した湯にくぐらせ、周りから包丁を入れて二枚にします。

②木綿豆腐はキッチンペーパーに包んで水けを切り、ボウルに入れて塩、片栗粉を混ぜて滑らかにします。干しシイタケは戻してみじん切り、ニンジンも同様に切ります。

③混ぜた豆腐にシイタケ、ニンジン、枝豆を入れて混ぜ、大揚げの裏面に片栗粉を振って豆腐の半分をのせて広げ、手前からくるくる巻きます。

④蒸し器に入れて15分、中火で蒸します。(フライパンで転がしながら焼いても良い)冷めてから切り分け、大根おろしを添えます。
 
 


食は命なり運命なり 永江戸中期の観相学者 水野南北

 今から300年前、日本で初めての人口調査が行われ、江戸の人口は約110万人で世界最大の都市であり、都市の環境整備も類を見ない程の素晴らしいものであったことが分かってきました。今までの日本史を見ても、文化芸術が最も発展した時で、日本の伝統芸術は江戸時代に確立し、今に引き継がれています。
 食文化も例外ではなく、今食べられている和食は江戸時代から作られていた物がほとんどです。浮世絵には、当時の生活風景が面白くリアルに描かれていますし、落語には実に愉快に庶民の生活が語られ、良い勉強になります。当時から様々な料理本が出版され、食べる事がやっとだった時代から、食を楽しむことがはじまったのもこの頃です。

 1977年当時のアメリカは深刻な健康悪化をうけ、全世界・時代の食文化を研究した「マクガバンレポート」を発表しました。そして「人類で最も優れた食べ方をしている所が一箇所だけある。それは、元禄時代の日本だ」と定義付けました。そして、2013年に江戸時代からの日本食である「一汁一菜」を基本とした和食文化が、世界無形文化遺産に登録となったのです。そんな時代にも、豊かに変わりつつある食べ方に警鐘を鳴らし、観相を極めた水野南北という人がいます。
「美食、贅食、過食が運命の基本となる生命を危険に追いやる」と『南北相法終身録』で記しています。
 南北は、伊勢神宮での断食、水垢の荒行の後「食は命なり運命なり」と断じ、食物と運勢、食物と寿命、食物と健康を関連付けて観相し、莫大な財産を残して78歳までの寿命を全うしました。私は本で出会ってから、自身の食を慎み、動きやすい肉体を維持させて貰っております。
 食事を娯楽としかみなければ充実した人生は望めない事だけは確かであり、食べ方に生まれや環境、考え方が如実に現れると感じます。
 日本の食文化は、比類のない世界最高の食事の有り方と誇りを持っています。伝統食をできるだけ毎日口にし、神に与えられた役目を果たして、喜びの人生を謳歌して頂きたいものです。

 

プロフィール・星澤クッキングスタジオ 代表取締役 星澤幸子

 料理研究家・北海道南富良野町生まれ。
 札幌テレビ「どさんこワイド」料理コーナーへの生出演は29年目になり、
2019年には7000回を達成。料理の内容とキャスターとのやり取りの面白さが
幅広い層から人気を集めている。
 日本テレビNG集では毎回「星澤幸子先生編」として全国に紹介され、
有吉弘行さん司会の「有吉反省会」や、zipのご当地有名人に出演を
果たすなど全国にも活躍の幅を広げる。
 2009年「東久邇宮文化褒賞」、翌年には「北海道食育推進優良活動表彰」
を受賞。
 2015年イタリア・ミラノでの食の世界万博において料理講師も務める。
 料理コーナーへの生出演回数は現在もギネス記録を更新中。
 

 

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