【vol.69】鳴海周平の全国ぶらり旅|イタリア・フィレンツェ編
「今年フィレンツェへ留学することになったから、なるみんも来てー」
盟友はせくらみゆきさんからのそんなお誘いに、フィレンツェがどこにあるのかも知らないまま「行く行く!行きまーす」と即答してしまったことから始まったイタリアの旅。
レオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロ、ラファエッロといった稀代の天才たちが活躍したルネッサンス文化の色濃く残るイタリア・フィレンツェをぶらり旅してみました。
紀元前59年に古代ローマの名将カエサルが築いたと云われる街フィレンツェは、9世紀以降に本格的な発展を遂げ、13世紀から2世紀にもわたってヨーロッパ金融の中心として栄えた歴史を持ちます。この時代に金融業で大きな力を持ったのが、メディチ家の人々。のちに花開くルネッサンスの基礎は、この時代に築かれたようです。
「私がいま勉強している美術の学校も、メディチ家由来の建物なんだって。なんか、メディチさんって、凄いよねー」
まるで親戚のような呼び方をしているみゆきさんですが(笑)、芸術の街フィレンツェに留学生として招待されているというのは、じつはとっても凄いこと。本誌「ぶんぶん通信」の表紙にも毎号提供いただいているはせくらみゆきさんの作品が、万国共通で評価されていることを、盟友としても、とても嬉しく思いました。
「フィレンツェの魅力?たくさんあるけど、やっぱり芸術の街ってことかなぁ。それと、食べものも、とっても美味しいの!!」
そう言って、みゆきさん行きつけのお店などを探訪すること2日間で6軒!(笑)たしかに、どこも美味しい!!そして、食べ過ぎたかな、と思っても、翌朝にはお腹がすっきりしていることも驚きでした。
「味付けは基本的にオリーブ油と塩とバルサミコ酢。シンプルだから素材の美味しさも自然に引き出されるし、何と言っても、消化がとてもいいみたい。やっぱり、シンプル・イズ・ベストよね!!」
みゆきさんのポリシー「シンプル・イズ・ベスト」も万国共通だったようです。
「マンジャーレ!(食べること)カンターレ!(歌うこと)アモーレ!(愛すること)」というイタリア文化を満喫する旅は、このままヴェネツィアへと続くのであります。
はせくらみゆきさんとのイタリアぶらり旅。次回のヴェネツィア編もお楽しみに!!