【vol.68】鳴海周平の全国ぶらり旅|高千穂・阿蘇 番外編
9月4日〜6日に「なるみんと行く!高千穂・阿蘇ヒーリングツアー」が開催されました。春秋恒例となったこのツアー。ご参加いただく皆さまに、より楽しんでいただけるようツアー前には必ず「下見」を行なうのですが、「ここ、いい感じだなぁ」と思っても、大型バスが入れなかったり、大人数では入場できなかったりという理由から「下見どまり」となってしまう場所もあります。
今回の「ぶらり旅」では、そんな理由からツアーでは訪れることができなかった阿蘇のスポットを「ツアー番外編」としてご紹介します。
世界最大級のカルデラを有する火の国・阿蘇。点在する「古代からのパワースポット」は、現在も多くの謎に包まれています。
そんな不思議スポットの一つである南小国町・押戸石の丘は、巨石に刻まれている文字が、メソポタミア文明を開いたシュメール人の用いていた世界最古の楔文字であるとされ、遠く離れた古代人の文字が、なぜこの地に刻まれているのかは未だに解明されていません。
押戸石の丘にある「祭壇石」から、大分県の渡神岳と福岡県の宗像大社を結ぶ直線は「水の道」、同じく阿蘇山と宮崎県の高千穂神社を結ぶ直線は「火の道」と呼ばれ、岐阜県の金山巨石群や日光などとの直線で夏至と冬至に太陽が通る「太陽の道」とは直角に交差することがわかっています。
石に刻まれたシュメール文字同様、古代人がなぜこうした地球規模の視野を持ち得たのか、とても興味深いところですね。
「樹木の形は土地のエネルギーを反映している」という説がありますが「高森殿の杉」と呼ばれるこの巨木は、いったいどんなエネルギーが反映されているのでしょうか(笑)
火山灰や軽石が、高さ数十キロまで吹き上がったという巨大噴火のエネルギーと、何万年にもわたる火山活動によって形成された地形が放つエネルギー(形霊)が生み出す数々のパワースポット。知れば知るほど、阿蘇の魅力はいっそう深まっていくのです。