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【vol.66】ときめきの富士|海・始まりの朝 1月16日 早朝 横須賀市秋谷浜より


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海の向こうに雄大な富士が見える穏やかな朝。

丁度富士山に陽が当たり微かにピンクに染まった。

波飛沫にも色がついた。

春近し、始まりの予感に満ちた朝。

感謝無限大


 

富士山が教えてくれた幸運の法則 その26

〈ご縁が出来たけれど〉

 年に一度お客様にカレンダーの発売や個展の案内で、数千通のダイレクトメールを出す。本当はご縁のあった数万人全てに案内したいのだが、手間、反応、経費、お客様の変化等々を考慮に入れると絞らざるを得ないのが実情だ。
 
 そこで長年のデータの蓄積とお客様とやりとりしているスタッフの直感が重要になる。この方は10年以上前から続いている方、毎回案内を心待ちにして下さる方、毎年案内しても全く音沙汰のない方、亡くなった方、転居された方、お付き合いはあるけれどお客様にはなって下さらない方、かと思えば8年ぶりにご連絡があって新しい作品をお求めになられる方。
 
 最近知り合った方、遂に来れたと喜んで買っていかれる方、メールやフェイスブックで案内が必要な方…。それこそ切りがない。これはお客様へのご案内が必要なお仕事の殆どに共通する課題ではなかろうか。

〈変化を吸収し自らも変わる〉

 富士山に聞いてみた。そしたら少し分かってきた事がある。それはときめきの富士を生み出す工程に通じる道だ。
  
 根幹は生のやりとりの蓄積だと思う。雨が上がったからいい光景が出るとは限らない。地球は急激な温暖化傾向だから、現代の気温の変化傾向や光の強弱、雲の量と分布も毎回自分の体で記憶し蓄積して情報を更新している。
  
 私はいつも富士山から呼ばれて逢いに行く事を基本的な生き方にしているが、その背景には今の自然状況を吸収し、自分が変化を続けている事を欠かす事は出来ない。それはお客様にも通じる。お客様が伝えて下さった内容は必ず記録する。
  
 例えば子供が生まれた、新築した、子供が東京の大学に入った…。暫くご無沙汰している方には、こちらから連絡して生の情報に更新する事も必要だ。連絡を受けた相手は大抵驚かれ、懐かしがられ喜ばれる。そしてお客様として復活して下さる。

〈絆を生かす〉

 膨大な数だから一度には出来ないが、長い年月に機会を見つけてスタッフの女性はコンタクトを取り、最新の情報に入れ替えてきた。そして今は数千通に絞った。ここまで来るには上記の条件変化を考慮して変化して来たからだ。
  
 最近仙台と横須賀で個展を開催した。ホームページとフェイスブックでかなり告知したが、見ている方は意外と少ない様だ。或いは見て知ってもいるが動かないかも知れない。よし!と決めて直前に数百通づつDMを出した。
  
 それが効いた。毎年のカレンダー案内をしていない人も多かったが、直に案内を貰ったから来ましたと言う方の何と多かった事か。その方達とは再びホットな絆が復活した。
  
時代を反映してか、数年前までは毎回10%前後が受取人不明でDMが戻って来た。今は上記の要素で精度を高めて数千通に絞り、未着率も減少した。だがもしかしたら絞り過ぎかも知れないと常に冷静に判断する。物理的な未着以外は見えない絆は残っている。虚心坦懐、変化、今を知る、いい発信をキーワードにして広くいい絆を活かしていこう。
  
 通りがかりの家の角にお稲荷様の小さな祠があった。何だか気になったので近くでワンカップのお酒を買って来てお供えし、これから始まる出展が大繁盛となりましてありがとうございます。とお祈りした。そしたらお稲荷様が大喜びしたようで、こんな写真になった。感謝無限大。素晴らしい事が起きた。 
 

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ときめきの富士 写真家 ロッキー田中

 現代に蘇った北斎と言われる〔ときめきの富士〕の写真家。生涯に99作、現在までに97作を発表した。幸運を呼ぶ富士山とされて、多くの人々と共に輝いている。全国に260店を展開するホテルの全ロビーに大きな作品が飾られている。検索はロッキー田中またはときめきの富士で。
 
 

 

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