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【vol.65】星澤先生のクッキングれしぴ「食は夢のかけ橋」第29回


hosizawa65

昆布の佃煮 4人分

●昆布・・・・・・・・・・・・・・30g(3本)
油・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ1杯
●水・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ5杯
●しょうゆ、みりん、白ごま
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・各大さじ1杯
●てん菜糖・・・・・・・・・・・・大さじ2杯
●赤唐辛子・・・・・・・・・・・・・・・・・・1本

1・板昆布は火であぶってやわらかくしてから、長さ3㎝、幅2㎜にハサミで切ります。赤唐辛子は種を取って、ハサミで輪切りにします。

2・フライパンに油を熱し、昆布を入れてパリッと膨らむまで焼きます。

3・フライパンから油だけを外し、水と調味料を加えて煮絡めます。

4・仕上げに、赤唐辛子、白ごまを加えます。
 


アインシュタインを感動させた国 日本

 
 アインシュタインは、1879年3月14日、南ドイツのウルムという町で生を受けました。父ヘルマン・アインシュタインは商人で、優しく聡明であり、母パウリーネは音楽を愛する創造的な性格であったようです。
 アインシュタインを敬愛する私は10年ほど前、二度目のドイツ旅行でケルンからミュンヘンへの列車に乗り、ウルムの町を通過した時、車窓から世界一高いと言われるウルム大聖堂の尖塔を見て、ひとり心の中で感動したことを覚えています。物静かな子供時代を過ごしながらも、窮屈な教育制度になじめずに退学した事もあったそうです。
 大学に進むと哲学書を読みあさり、卒業すると特許局に就職し、24歳の時に科学者で4 歳年上のミレバと結婚、翌年には長男を授かります。子供が寝静まってから二人で夜中まで研究にいそしんだという事ですから、二十代のアインシュタインにとって素晴らしいパートナーとの時は、どれほど充実した時であったことでしょう。その後、科学者として様々な研究理論を発表し、20世紀最大の科学者と称されるまでになります。
 大正11年(1922年)11月17日、改造社の山本実彦社長の招きで、一か月以上掛けて「北野丸」に乗船し神戸港に到着します。
「私の好奇心が最高潮に達したのは海峡を進むとき、朝日に照らされた無数の素晴らしい緑の島々を見た時でした」と自書で述べています。
「日本という国を見る事の出来るこのチャンスを逃したならば、後悔してもしきれないというほかありません」と言い、その航行中に「光電効果の理論
的研究」でのノーベル賞受賞を知らされます。
 日本各地での精力的な講演活動や歓迎会、見物などのスケジュールをこなしながら、誰にも友好的に接したということです。
 最後に「たしかに日本人は、西洋の知的業績を称賛し、成功と偉大な価値観、すなわち生活の芸術的姿、個人に必要な純真さと謙虚さ、そして日本精神の純粋さ、穏やかさ、それらのすべてをいつまでも持ち続けることを忘れないでほしい」と言い残し、一か月半近くを過ごした日本で多くの人達に見送られ、春名丸で帰国の途に着きました。
 滞在中、日本料理で一番気に入られたのは、新橋の橋膳というお店の天ぷら弁当で、ことにその弁当についていた玉木屋という店の「細切り昆布」が好物となり、エルザ夫人へのお土産としても買って帰ったのだそうです。この度は、その味を想像し、簡単な作り方をご紹介します。
 

プロフィール・星澤クッキングスタジオ 代表取締役 星澤幸子

 料理研究家・北海道南富良野町生まれ。
 札幌テレビ「どさんこワイド」料理コーナーへの生出演は27年目になり、2018年には6700回を達成。料理の内容とキャスターとのやり取りの面白さが幅広い層から人気を集めている。
 日本テレビNG集では毎回「星澤幸子先生編」として全国に紹介され、有吉弘行さん司会の「有吉反省会」や、zipのご当地有名人に出演を果たすなど全国にも活躍の幅を広げる。
 2009年「東久邇宮文化褒賞」、翌年には「北海道食育推進優良活動表彰」を受賞。
 2015年イタリア・ミラノでの食の世界万博において料理講師も務める。
 料理コーナーへの生出演回数は現在もギネス記録を更新中。
 

 

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