Vol.189 1月 1分間、全身をゆるめる
たったの1分で、誰もが“健脳”になれる!
とても簡単で、よく効く「1分間でできる“脳活”法」を紹介します。
今月の1分間“脳活”法
1分間、全身をゆるめる
老化は硬化?
からだのどこかに不調がある場合、たいていその場所は硬くなっています。
例えば、胃の調子がよくないと感じる時は、みぞおちの背中側が凝っていたり、腰に痛みがある場合は、腰全体が硬くなっていたりします。そんな時は、その箇所を揉みほぐしてあげると、ずいぶん楽になるものです。
加齢に伴うからだの不調にも、同じことが言えます。「老化は硬化」とも言われるように、からだのあちらこちらが硬くなってくることが、年齢による不調の大きな要因でもあるのです。
からだを柔らかく保つために
だったら、からだを柔らかくしたらいいんじゃない?という健康法が、ワカメ体操。新体道創始者の青木宏之先生が考案した「動く瞑想法」です。
青木先生は大学時代、体力づくりのために始めた空手で、師匠から教わった「からだからムダな力を抜くこと」「瞑想によって無の状態になること」という2つの教えを実践し、短期間のうちに流派最高段位へと推挙されるまでになった経験から、「力みのない、無に近い状態」が、いつでも再現できるこの体操を考え出したのだそうです。
ワカメのようにゆらゆら動くことで、柔らかさ(=若さ)を保つことができますよ。
時間があったらもう1分でんでん太鼓体操
でんでん太鼓になったようなイメージで、からだをねじりながら柔らかくします。もともとは、導引法の「スワイショウ」の動きで、背骨を回しながらの呼吸法。スワイ(ポーンと放り投げる)ショウ(手)の名前のとおり、手を放り投げるようにしておこないます。
筋肉が収縮と弛緩をリズムよく繰り返すことで、心身のバランスを調えるセロトニンも分泌される、お勧めの健康法です。
参考文献
「死ぬまでボケない 1分間“脳活”法」帯津良一・鳴海周平著(ワニ・プラス)