Vol.183 7月 1分間、布団の中で手と顔をすり合わせる
たったの1分で、誰もが“健脳”になれる!
とても簡単で、よく効く「1分間でできる“脳活”法」を紹介します。
今月の1分間“脳活”法
1分間、布団の中で手と顔をすり合わせる
からだの「末端」に意識を向ける
脳はからだを動かす司令塔。そして、からだの各器官からの情報を分析する中枢です。各器官で感じた情報は、そのまま脳へと伝達されるので、こまめに動いている人ほど皮膚から脳への刺激が伝わって、脳が活性化します。
「こまめに動く人はボケない」と言われる理由です。
中でも、手や足といった「末端」をよく使う人は、脳がとても活性化しています。
芸術家や、伝統工芸の職人に健康長寿な人が多いのは、旺盛な創作意欲という精神的な要素に加え、常に末端を意識した「目にみえない全身運動」が行われていることも大いに関係しているのだと思います。
朝、布団の中で「生活のリズム」をつくる
脳は、基本的に新しい経験や変化のある生活を喜びます。でも、専門家が「これだけは、変化の少ない方がいい」と言っているのが「生活のリズム」。特に起床と就寝の時間です。
「最近、物忘れがひどくて」とか「時々、頭がうまく働かない」と感じている人が、朝、一定の時間に起きて太陽を浴びるようにしただけで、自然に治ってしまうことがあるのは、「生活のリズム」が、脳の働きや自律神経と深く関係しているからなのだそうです。
だから、起床時に布団の中で「手や指、顔などの末端」から、からだを目覚めさせてあげることは、「生活のリズム」を調えて、脳を活性化させるとてもよい方法なのです。
起床時に布団の中で、氣持ちよく「末端」を刺激すると、「健脳」な1日を過ごすことができますよ。
参考文献
「死ぬまでボケない 1分間“脳活”法」帯津良一・鳴海周平著(ワニ・プラス)