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Vol.277 5月 なまえは、いちばん短(身近)いラブレター


 この世に生まれてから、あの世へ還るまで、いちばん長いお付き合いになるものの一つが「なまえ」でしょう。
 そんな「なまえ」は、誰かの想いが込められた「愛の言霊」でもあると思うんです。


「なまえ」に込められた想い

「なまえ」って、よく考えてみると、なんだか不思議です。
 存在を認識できるものには、誰かが、何かの意図を持って「なまえ」をつけているわけですが、僕たち一人ひとりにもまた「なまえ」があって、それもまた、自分の意思とは関係なく、誰か(例えば、お父さんやお母さんなど)が、さまざまな想いを込めてつけてくれたものでしょう。

 数年前になりますが、とあるテレビ番組の放送中に「だいすけ(大輔)」という我が子のなまえを呼びかけるお母さんの声から始まるCMがありました。
 そのCMでは、最初に、母子手帳へ「佐藤大輔」の文字が書き込まれます。
 それから、大輔くんの成長とともに、紙おむつや、タオル、学校の上靴、ランドセルのタグ、体操着など、さまざまな場面で、お母さんが「息子のなまえ=佐藤大輔」を書き込んでいくシーンが続きます。

 体調不良のときには、病院の問診票に。
 テストの点数がよくないときには、叱咤のメモに(笑)
 夜食のときに添えられたメモに。
 受験合格を願う絵馬にも。
 そして、無事に進学を果たして一人暮らしをはじめた息子へおくる宅配便に…

「なまえは、いちばん短(身近)いラブレター」

 というひと言で終わるこのCMを観て「あー、ほんとにそうだなぁ」と思いながら、そういえば、僕も子どもの「なまえ」一生懸命考えたなーとか、なんども、なんども呼んできたなーとか、たくさん、たくさん書いてきたなーとか、いろいろと想い出して、なんだかとってもやさしい氣持ちになりました。
「誰かが、自分のためを想って」つけてくれたなまえは、愛の言霊がたくさん込められたラブレターであり「いちばん身近(短)な愛の言霊(ことだま)」なんですね。

「なまえは、いちばん短(身近)いラブレター」

 自分の「なまえ」を書いたり、言ったりするたびに、そんな「誰かの想い」に想いを馳せてみると、なんだかやさしい氣持ちになれますよ。

 

 

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