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Vol.271 11月 「表情(人相)」と、免疫力と、人生


 表情(人相)は、免疫力や、人生そのものにも大きく関係しています。
 最新刊『運のミカタ』から一部抜粋してご紹介します。


 「表情」とは、その人のこころや内面や生き方が、表にあらわれた情報のことで、その「表情」が年月を重ねていくと「人相」になっていきます。
 ホリスティック医学の第一人者としても知られる医師の帯津良一先生によると「免疫力の高さは、人相にあらわれる」のだそうです。

「免疫力をあらわすパラメータは、白血球とかリンパ球とか、NK活性とか、いろいろあります。でも、ひとつのパラメータで免疫力を判断するとしたら、それは『人相』です。免疫力の高い人は、人相がいい」

 今年88歳になった帯津先生は、朝日が昇る前から原稿を執筆、日中は医師として患者さんと向き合い、朝の氣功と晩酌は毎日欠かさず、週末は全国から講演会のお呼びがかかるという超人的なスケジュールを、もう何十年と続けていらっしゃいます。
 帯津先生の人相の素晴らしさは、先生と会ったことがある誰もが知るところ。こうしたスケジュールを淡々とこなされているのは、まさに高い免疫力の賜物でしょう。
 こころや内面や生き方は「表情」にあらわれ、それは「人相」となって免疫力のパラメータにもなるという、なによりの証明だと思います。

「よい人相=笑顔」をつくる健幸習慣

 「免疫力が高い人=人相がいい」ということは「人相がいい=免疫力が高い」ということ。人相はふだんの表情の積み重ねなので、こころがけ次第で「免疫力が高い人になれる」ということですね。
 いい人相といえば「笑顔」。
 日常生活で、簡単に「笑顔」を習慣にできる方法を紹介します。

①鏡をみながら、笑う
 面白いか、面白くないか(顔のことではありませんよ)は関係なく、とりあえず、鏡に写っている自分に向かって笑ってみます。30秒もしないうちに、なんとなく氣持ちが明るくなってくるでしょう。「なぜ、こんなことをしている のか?」と思わず笑ってしまうのでもOK。
 笑顔になった瞬間に、免疫力が高まって、自律神経も調っています。

②思わず笑顔になるグッズを置く
 ご家族の写真や、旅の想い出のグッズ、飼っているペットの写真、推しの写真など、思わず笑顔になってしまうようなものを、スマホの待受画面にしたり、あちらこちらに置いておきます。すると、目が合ったぶんだけ、知らず知らずのうちに笑顔の回数が増えていくでしょう。
 自然な笑顔は、無理なく、穏やかに人相を明るくしてくれます。

③ペンをくわえる
 自律神経の副交感神経は、口角が上がるだけで活性化することがわかっています。ということは、ペンを横に加えて口角を上げるだけでも、おなじ効果が期待できるというわけです。表情筋と、顔にあるたくさんのツボが刺激される効果も加わって、こころが明るくなり、それはそのまま人相にもあらわれてくるでしょう。
※ペンは横にくわえましょう。縦にくわえると笑えない事態になります。
 
「顔の表情が、感情をつくり出している」
 ウィリアム・ジェームズ(心理学者)

 

 

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