Vol.262 2月 今年の抱負
今年の抱負
立春明けなので「抱負」をひとつ。
常日頃から「冬と夏はイベントお休みします」と公言しているとおり、毎日、暖房の効いた部屋でぬくぬくとしております。
イベントで各地をまわっていると「北海道の人って、冬に家の中で半袖になってアイスを食べるんですよね?」と訊かれることがありますが、これは半分正解で、半分不正解。
「アイスを食べる」は正解。
「半袖になって」は不正解。
半袖じゃなくて、タンクトップでもなくて、海パンでもなくて「ふつうに長袖」という人がほとんどでしょう。
さらに、「北海道の人が食べるアイスって、白くまなんですよね!」というご質問もたまにいただくのですが、「白くま」は鹿児島のアイスですから。
「北海道=熊」というイメージで括らないように。
今年も各地のイベントにおきまして、このような間違ったご質問を随時受け付けております。
さて、今年も立春となりましたので「今年の抱負」なるものを述べてみたいと思います。
今年の抱負も「60点主義」で
一生懸命、全力で日々を過ごす考え方を「100点満点主義」だとすると、「60点主義」は「そんなに頑張らなくても6割くらいでいいんじゃない?」という考え方のこと。
10年ほど前に、評論家の竹村健一さんから教えていただいて以来、日々参考にさせてもらっている考え方です。
「太陽や月との関係、天体の運行ペース、季節の移り変わりと、それに伴う動植物の生活リズムなど、周りを観察してみると自然界のペースは結構ゆっくりなんですよね。
自然の営みに適ったちょうどいいペースに人間も合わせることが出来たら、もっと気楽に生きられるのになぁと思いますよ」
(竹村健一さん)
もともと、自然界の一部として存在している僕たちもまた、自然界のリズムに合わせた「60点主義」くらいが、ちょうどいいのかもしれませんね。
「細胞」というミクロな視点でも、からだは「隙間だらけ」だそうで、この隙間をなくしてしまうと、人間のからだは「針の先くらいの大きさ」まで縮んでしまうらしい。
こんなに「隙間」があるのも「自然界の摂理」だとすると、ぎゅうぎゅうに詰め込むような頑張り方より、60%くらいの方がいい感じがしませんか?
ただ、僕の場合はここ数年、すでに60点主義で過ごしてきているので「60点 ×60%=36点さらに × ここ数年」ということで、毎年、限りなく 0 に近づいているわけですが…それがなにか?(笑)
こうして、年々、目標値が低くなって、身もこころもどんどん、ゆるゆるになっていくのでしょう。
そう!まるで、暖かい部屋で食べるアイスのように…