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【vol.83】ときめきの富士|龍雲 4月16日 富士吉田市より  


rocky83
 
雲は固まり、渦を巻いて天に昇り始めた

目の前で凄い光景が展開している

程なくして顔が出来た

何かを伝えに来た。その先へ!

吉兆である

感謝無限大


 

富士山が教えてくれた幸運の法則 その43

◇御神火大祭

 二〇二三年六月三日、古式の開山御神火大祭が山梨県富士吉田市で盛大に執り行われました。現在では七月一日(山梨県)と七月十日(静岡県)ですが四百年前の旧暦のこの日、藤原角行師が初めて富士山頂に立った日を記念して【富士道・富士講】の行者さん達が脈々と続けてきました。

「六根清浄・御山晴天・散華散華・エエーイ!」と行者さんの裂ぱくの気合で、 全男全女の祈願札が御神火にかざされます。紅蓮の炎は時に神様の姿となって現れ、人々の諸願が富士山の大神に届きます。

 そして三年ぶりの餅まき。コロナ騒動で不自由な生活が三年も続きましたが、漸く普通の生活に戻り始めたこの日を待っていました。これから登山シーズンを迎えます。道中の安全と噴火鎮め、人々の心願成就を願って祈りの声と御神火は天に届きます。

◇世界遺産十周年
 
 富士山は世界自然遺産ではなく文化遺産です。自然遺産の四つの条件(A 地質学的重要性、B 絶滅危惧種、C 生態系保護の必要性、D 類稀なる美)には該当しないとされて、三十年前に文科省から門前払いを食らいました。

 Dなら確実と思ったらしいのですが、何処かの角度から見れば似た形の山が世界中に六十七もあるでは無いかという指摘に反論出来なかったのです。

 それから十年後、目的が間違っていた事に気づき、これは日本人の精神文化の醸成に不可欠の存在だから、文化遺産を本来の目的にすべきだという活動が始まりました。

 ある角度から見れば似ていても、平野の中の完全な独立峰は富士山のみ、しかも日本人の『芸術と文化の源泉』である事も見事に証明出来ました。ときめきの富士の映像公演も各地で実施して人気を頂きました。推薦資料にも沢山の写真が使われました。

 但しユネスコから厳しい条件が付けられています。観光客の量・自然保護・排気ガス・五合目の俗化・山小屋の品質等々を改善しないと、危機遺産に格下げされる恐れがあるのです。
 
 そこで今、実現に向けて動きが活発になって来たのが、五合目までの鉄道敷設です。モデルはスイスの登山鉄道。上記の課題解決に最も有効性があります。それらの進行状況は順次皆様にお知らせします。登る山中心の考えを改め『富士は見る山・拝む山』『日本の誇り・世界の宝 美しい富士山を未来永劫に』の原点に戻って護って行きましょうね。
 私たちの心の象徴だから。

 

ときめきの富士 写真家 ロッキー田中

 現代に蘇った北斎と言われる〔ときめきの富士〕の写真家。生涯に99作、現在までに98作を発表した。幸運を呼ぶ富士山とされて、多くの人々と共に輝いている。全国に260店を展開するホテルの全ロビーに大きな作品が飾られている。検索はロッキー田中またはときめきの富士で。
 
 

 

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