【vol.80】鳴海周平の全国ぶらり旅|長野県 戸隠・善光寺編
「来年の旅は、戸隠とかいいかもね」
昨年の旅先・佐渡島での、はせくらみゆきさんのひと言で決まった今回の旅。
恒例の旅友・高島亮さん、はせくらみゆきさん、ひすいこたろうさんと一緒に、日本一ともいわれる門前町があり、豊かな自然にも恵まれた長野県の戸隠と善光寺を訪ねました。
奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社からなる戸隠神社の創建は紀元前210年。どのくらい古いかというと、とーっても、すごーく、古いってこと。
平安期には修験道の霊場でもあったそうです。
「天の岩戸を力いっぱい開いたときに、その岩戸が落ちた場所なんだって」
「天の岩戸伝説って、たしか九州でしょ?かなりの距離を投げたんだねぇ」
「神話には『日本のだいたい真ん中に落ちました』って書いてあるみたい」
「ざっくり~(笑)」
などという会話をしていると、往復約1時間半の道のりもあっという間。
奥社入り口のそばにある、戸隠名物のそばも美味しくいただきました。
こちらも飛鳥時代の創建という長い歴史をもつ善光寺。
百済から伝来した日本最古といわれる仏像を、本田善光さんがこの地へお連れしたことが名前の由来。宗派ができる前に創建された無宗派のお寺なので、現在は天台宗と浄土宗が共同で護持しているのだそうです。
宗派を問わず、どんな人をも受け入れてくれる懐の深いお寺なんですね。
「牛につられて善光寺参り。お!牛さん発見。撫でちゃお-っと」
「なんだか、お腹空いたなぁ…あ、長野名物のおやき発見!」
「甘いものも欲しくなってきたね。わ-!甘酒屋さんだ--!!」
「歩いたし、お腹いっぱい…眠くなってきたから、帰ろうか」
こんな自由な人ばかりでも、懐が深いお寺は、きっと優しくみまもってくれていることでしょう(笑)