【vol.79】星澤先生のクッキングれしぴ「食は夢のかけ橋」第43回

辛味噌冷やしラーメン２人分

●ラーメン（生）･････････２玉
●合い挽肉･････････１００ｇ
●長ネギ････････････１/２本
●ニンニク･････････････２片
●油･････････････大さじ１杯
●トマト･････････････小１個
●キュウリ･･････････１/２本
●塩･･･････････････････少々
●ミョウガ･････････････２本
【調味料】
●豆板醤･････････小さじ１杯
●味噌、しょうゆ、酒、てんさい糖
　･････････････各大さじ１杯
●水･････････････大さじ３杯
●水溶き片栗粉･････････少々
●ゴマ油　･････････････少々
●付け合せ野菜や漬物･･･適量

① ラーメンは程よく茹でて冷水で〆て水切りします。

② 長ネギ、ニンニクは、みじん切りにし、トマトは食べ易いくし形に、キュウリは塩でこすり洗いして薄切りしてから千切りにします。ミョウガも千切りにします。

③ フライパンに油を熱して、ニンニクを炒め香りが立ったら、合い挽肉を入れてほぐしながら、強火で焼きます。調味料と長ネギを加えて味をなじませ、水と水溶き片栗粉少々を加え、ゴマ油をふります。

④ ラーメンにキュウリ、ミョウガ、トマトをのせて、辛みそを盛ります。

ショーマンが世界を変える！

　野球とは成績で人気が左右すると思っていました。ただ、新庄監督の現役時代を思い出すと、試合の成績より、皆を楽しませようと様々な演出を駆使して登場する姿が目に焼き付いています。
　今春、そのショーマンが監督として、「ビックボス」としてファイターズに帰って来ました！一瞬にしてワクワクするような光が北海道に差し込んできました。
　自らを演出し、パフォーマンスを披露する裏方に、元奥様の存在を知りました。夫婦としてより、サポーターとしての自分の存在を意識し、料理を習い栄養を学んで食事作りをしたと言います。試合やインタビューを見ては、的確な助言をされていたとも書かれています。
　人一人ができる事には限界が有ります。あれだけの型破りな事をしながら、なぜはみ出さないで済んでいるのだろうか？と不思議でした。元奥様の書かれた本やインタビューを読み、偉大な人の後ろには、偉大な人の存在があるものだと納得できました。
　そして、その彼の魅力に大勢の人が集まり、とっぴな新庄ビックボスの発想を現実のものにするために、タッグを組み励まれているのでしょう。
　バリでの生活を一転、47歳で現役復帰を決断し、体つくりを始めた時、納豆3パックと、サンマの缶詰めを蛋白源として食していたそうですが、それは大変理にかなった食べ方でしょう。
　好物はメロンパンやインスタント焼きそば、と語っていますが、それもパフォーマンスに聞こえるのは私だけでしょうか？
　貧しく育ち、給食をいっぱい食べてお腹を満たしていたとか。お母さんがたまに作ってくれたきな粉餅が大好きだともおっしゃっています。
　札幌パルコのショーウインドーに飾られた新庄さんが着用された衣装の前に立った時、素晴らしいプロポーションであることを再認識すると共に、唯一無二の発想とデザインに圧倒され、年甲斐もなくマネキンの前でついツーショットを撮ってしまいました。
　今回のレシピは「おかえりなさい！」という気持ちで、北海道味噌ラーメンを選びました。（夏なので、辛味噌冷やしラーメンです）
　２０２３年３月に開業予定のボールパークを巻き込み、壮大な新庄劇がハッピーエンドになることを心から願っています。

プロフィール・星澤クッキングスタジオ　代表取締役　星澤幸子

　料理研究家・北海道南富良野町生まれ。
　札幌テレビ「どさんこワイド」料理コーナーへの生出演は1991年の
番組開始から31年、7400回を達成。料理の内容とキャスターとのやり取りの
面白さが幅広い層から人気を集めている。
　日本テレビNG集では毎回「星澤幸子先生編」として全国に紹介され、
有吉弘行さん司会の「有吉反省会」や、ｚiｐのご当地有名人に出演を
果たすなど全国にも活躍の幅を広げる。
　2009年「東久邇宮文化褒賞」、翌年には「北海道食育推進優良活動表彰」
を受賞。
　2015年イタリア・ミラノでの食の世界万博において料理講師も務める。
　料理コーナーへの生出演回数は現在もギネス記録を更新中。