【vol.70】ときめきの富士|光の道 2018年 11月27日
真正面の光を
逆光で受けた時に
不思議な現象が起きた。
湖面の光が揺らぎ。
くの字の所に紫の光が出た。
こんな事があるのか…。
ある人は「昇龍」だと言った。
光に向かって進もう。
今を堂々と。
富士山が教えてくれた幸運の法則 その30
・展覧会
東京で久しぶりに本格的な展覧会を開催した。予感があった。ときめきの富士はもう九十八作になったが、前半の五十作までと、五十一作目からの後半の作品のエネルギーがまるで違う。今は後半の作品力でこそ人が集まるはずだと。
予感は当たった。大人気の一週間となって光輝き喜ばれた展覧会になった。大事な方達が次々とおいでになった。
・光を感じる
殆んど全ての方が長い時間向き合って下さったのが【光の道】だった。その前の椅子に座り瞑想して、涙を流された女性が何人もいた。男性からもお褒めを頂いた。
ときめきの富士を観る目が変わって来た事を知った。前半の富士山の中で独特の存在感を放つ作品を要所要所に配置し、光のインパクトのある作品を各壁の主役にして飾り付けを行った。
来訪者の多くは写真が話しかけてくる様だとも言われ、長い時間対峙して下さった方も多い。
気づいた事があった。ある方からも言われた。「何か見えない大きなバリアがここから先にありますね。観えない波動が来れる人と来れない人を分けている感じ。ときめきを素直に感じる人は来れたけれど、何かこだわりを持つ人は忙しかったり、突発事態があったりしてここに来れなかったんじゃないかしら。見えないバリアってきっと大きく包んでくれる愛ですよね。」
・今を映し出す
学生時代にお互いが気になって交際を始め、その後暫くは会う事も少なくなったある時に再会して、「結婚しよう」と言われ、それからずっと一緒ですと言う魅力的なご夫妻がいらっしゃった。ご主人は霞ヶ関ビルの設計をした建築士。私の家のそばという事もあり奥様とは知り合いでFB友達。
今度新築される家の玄関にお輿入れが決まったのは矢張り「光の道」だった。奥様は最初別の作品を決めて来たけれどご主人が「光の道」に惹かれたので快く譲った。大きなサイズでお決めになったので、奥様へ決めてきたその作品の小さいサイズをプレゼントした。
このほかにも部屋にときめきの富士が来てからの、人々の様々な思いと変化を沢山伺う事が出来た。人の心は進化する。進化は心が身軽になれる事で起きる。作品を観るだけでなくここに至ったストーリーを感じて下さるのはとても嬉しい事だ。
それは私自身もこだわりを捨て、純粋に富士山に向き合って来た事への評価と受けとめた。ありがたかった。そして展覧会に来て下さった方に何かが起きる。必ず新しい扉が開く。
反面怖い。見える世界の向こうにある世界までをも、素直に感じて下さる方が激増した。生き方と作風は写真に現れる。これからも時代を映す鏡であり、人々の心を明るくするときめきの富士でありたい。
展覧会は作家の今の集大成。夜中に富士山同士が話し合っている。工房で眠っていた作品達が久しぶりに表に出て脚光を浴びている。良かった。
一人一人の心に響いた。
ときめきの富士 写真家 ロッキー田中
現代に蘇った北斎と言われる〔ときめきの富士〕の写真家。生涯に99作、現在までに98作を発表した。幸運を呼ぶ富士山とされて、多くの人々と共に輝いている。全国に260店を展開するホテルの全ロビーに大きな作品が飾られている。検索はロッキー田中またはときめきの富士で。