【vol.68】はせくらみゆきの「おひさまだより」VOL.32
「ぴよぴよピエロ」
聖なる星
蒼く輝く 聖なる星に
わたしは前から 来たかったのよ
漆黒の大宇宙に
無数にきらめく
星々のあいだをくぐりぬけ
やっと あなたに 出逢えたの
森があり 精霊たちがたわむれる星
大地があり 海が優しくつつんでいる星
そこには 鳥や魚 けものやヒト
花や草 石たちの
数え切れないほどの
いのちのあかりが 輝いているの
とても来たかったのよ この星へ
そして この愛しい星を
愛の光で いっぱいに満たしたいのよ
小さい頃からよく見ていた夢―それは、アーチ型の門をくぐって、石畳の路地を歩いている姿でした。私はそこでバケットを買ったり、美しい瓶を買ったりしていて、店の人とも顔なじみでした。けれどなぜか恰好が違うのです。皆、中世風で裾の長いスカートをはいています。面白い夢だなぁと思って、心の隅に留めつつも、普段はほとんど忘れていたのですが、今朝、夢がリアルで再現されることに気づきました。といっても時代は現代なので恰好は違いますが、街並みは当時のままの雰囲気です。というわけで、この秋より縁あって、しばらくフィレンツェで暮らすことになりました。アカデミアでアートを追求してきます。きっと次の号には、珍道中の!?イタリア便りをお伝えできると思います。どうぞお楽しみに。
プロフィール
はせくら みゆき(画家・作家・アートセラピスト)
画家、作家、教育家。芸術や科学、経済まで、ジャンルに囚われない幅広い活動からミラクルアーティストと呼ばれる。とりわけ詩情あふれる絵画は、日本を代表する美術家の一人として、国内はもとより世界の美術シーンで活躍中。2017年には芸術文化活動における「国際平和褒章」を受賞。『令和の時代が始まりました!』(森美智代氏との共著・徳間書店)『〔小食・不食・快食〕の時代へ』(鳴海周平氏との共著・ワニプラス新書)他多数。一般社団法人あけのうた雅楽振興会代表理事。オフィシャルHP/http://www.hasekura-miyuki.com