head_id

【vol.68】ときめきの富士|麗和の光 3月17日 静岡県猪之頭峠より


rocky68
 
太陽の真芯にレンズを向け
強烈極まる逆光を追い続けた

ハレーションが出まくりだ

でも確信があった
一枚だけ完璧な写真が出来る

やがてその時が訪れた
目には見えない大きなリングが
出来ていた。

感謝無限大


 

富士山が教えてくれた幸運の法則 その28

いのち無限 そして 麗和の光

 富士山を撮り続けて三十五年以上になる。ときめきの富士の写真家を宣言してからは二十四年目に入った。富士山の頭にときめきを付けて良かった。

 人々の歓び、感謝、勇気、志、共感、…様々な思いを表す言葉を模索していて、ある朝この言葉が閃いて飛び起きた。探していた言葉はこれだ! そして間も無く目の前に究極のダイヤモンド富士【いのち無限】が出現した。

 四月二十四日 静岡県田貫湖朝六時に頂上からの日の出が拝める。輪が広がる、実を結ぶ、物事が好転したと評判になり多くの方にお持ち頂いた。

 この光の富士山が究極だなと思っていた。【麗和の光】に逢うまでは。

 二〇一三年三月十七日 朝霧高原の外れにある猪之頭林道を車で走って朝陽を待った。春と秋のお彼岸前後にはこの峠に立てば、頂上からの日の出を観る事が出来る。

 但しお彼岸ジャストには人が集中する為、日をずらして少し前のこの日に太陽の動きを観察する事にした。この時期の朝陽は富士山の背後をゆっくり斜めに昇ってきて、午前六時五十分に頂上付近に顔を出す。この日は頂上の右側に出てから七時一〇分にこの位置に来た。

 前述の通り撮りまくって、中に一枚だけ美しく整った写真があった。この力強さは何だろう。感じたのは発表するのは今ではなく、暫く寝かしておいて必ずその時期が訪れると思った事。そして時々写真を見直していて八年が経過した。やがて二〇一九年五月一日の改元を迎えた時に決断した。時ぞ至れり、今こそこの写真を発表しよう。令和という元号ほど日本人の心を一つにしたものはない。凛として清々しく大きな和の中で日々を生きる。

 作品名は令和の響きを生かし麗和とした。発表した途端に反響が起きた。人々の注目度が高く作っても作っても直ぐにお嫁に行ってしまう。まるでいのち無限の再来の様だ。その訳を考えてみた。それは富士山と光の輪の融合が観る人の心に共鳴するのではないか。何も説明しなくても、富士山の姿と朝陽のリングの調和は喜びを誘なう。更に、れいわは0 と輪= ∞ = 無限大に繋がる。鳴海さんも同意見だ。

 天に伸びる富士山の姿は各自の夢。裾野を伸ばした美しい左右対称の姿は調和とお陰さまの姿。光こそ最高次元の生きるチカラ。富士山が日本にある事、三百六十度の全周囲から見える事。見えない地域からは大きな憧れがある事… この存在が日本人の精神を醸成してきた。富士山の様になろう、お陰さまの気持ち、調和して生きようなど言葉に出来るものは少なくない。

 全てを前向きに考えて、こだわらず今を一生懸命楽しんで生きていけば光が待っている。いつも富士山から言われている気がして、ときめきの富士を世に出してきた。【麗和の光】が出来た事に意味がある。作家として使命を感じ、これからも富士山のメッセージを人々に届けてゆく。 

 

ときめきの富士 写真家 ロッキー田中

 現代に蘇った北斎と言われる〔ときめきの富士〕の写真家。生涯に99作、現在までに97作を発表した。幸運を呼ぶ富士山とされて、多くの人々と共に輝いている。全国に260店を展開するホテルの全ロビーに大きな作品が飾られている。検索はロッキー田中またはときめきの富士で。
 
 

 

 セミナー・イベントのスケジュールはコチラから