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Vol.206 6月 世の中には、無駄なことは一つもない


世の中には、無駄なことは一つもない

自然界の一部として地球に存在している私たち。自然界の摂理をよーく観察すると、とてもたいせつなことに氣づきます。

枯れ枝の役割

ある小学校の校長先生がNHKのラジオ番組「夏休み子ども電話相談」を聴いていると、「セミは交尾したあと、どうするのですか?」という質問があったそうです。

「なんとでも答えられそうな質問だなぁ。例えば、疲れたからしばらく休む、とか・・・ そんなふうに思っていた先生の耳に飛び込んできたのは、「メスは、卵を産むために枯れ枝を探します」という回答者の答え。

「・・・ん、どういうこと?」

「生木の中に産み付けると、卵は水分でダメになってしまう。人間は、枯れ木を邪魔だと言って切ってしまうけど、世の中には、無駄なものは一つもないんだよ」

 ラジオを聴いていた校長先生は、回答者の昆虫博士の知識と人間性に、とても感動したそうです。自然界には「無駄なものは一つもない」んですね。

生命は・・・

 『生命は』          吉野 弘
 
 生命は 自分自身だけでは
 完結できないように
 つくられているらしい

 花も めしべとおしべが
 揃っているだけでは 不十分で

 虫や風が訪れて
 めしべとおしべを仲立ちする

 生命は その中に欠如を抱き
 それを他者から満たしてもらうのだ

人間もまた、自然界の一部

 ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊さんによると、現時点で「人間は地球の大地にある108の元素の中の、92個をいただいて生まれてきている」ことがわかっているそうです。つまり、私たちは地球由来の素材でできた、自然界の一部であるということ。すると、先ほど紹介した

「世の中には、無駄なものは一つもない」

「生命は、その中に欠如を抱き、それを他者から満たしてもらう存在」

 という「自然界の摂理」は、そのまま私たちにもあてはまることになります。

 自然界におけるさまざまな営みは、あなたという存在や、想いや行動が、いつか、どこかで、かならず、誰かの役に立っていることを教えてくれているように思います。

 
 

参考
アメブロ 鳴海周平の「こころとからだの健幸タイム」

 

 

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