【vol.64】鳴海周平の全国ぶらり旅|台湾編
台湾の地理的な中心地にあたる街・埔里。近くには、原住民の聖地としても知られ、陰陽のひな形でもある日月潭があります。
2014年11月11日に行った「地球新生をお祝いする祈り」から4年。「平成」という元号が最後となる節目の2018年11月11日に、再びこの祈りを捧げたいと思い立ちました。
台湾の埔里という街を初めて訪れたのは2007年の春。弊社エヌ・ピュアとは兄弟会社のような現地法人・旭惠を設立したご縁がきっかけでした。
「ここは不思議な街なんです。台湾には様々な宗教がありますが、その多くが、なぜかこの街に本拠地を置いています。近くには、古来から原住民が聖地として崇めてきた湖・日月潭もあって、この辺り一帯が、大きなパワースポットになっているんです」
旭惠社長・頼さんからの説明を聴きながら、この街に入ってからずっと感じていた「両手がビリビリする感覚」の理由がわかりました。以前、ヒーリングに携わっていた頃によく感じていた、大きなエネルギーと交流している時と同じ感覚。目にみえない世界に携わる人たちが、こぞってこの街を拠点にしていたことにも納得がいきます。
埔里には、地母廟と呼ばれる台湾道教の総本山的な地位を占めている御宮もあります。正式名称「寶湖宮天地堂」。その名のとおり、天と地、湖の統合象徴するところです。
この御宮を初めて訪れた時のとても懐かしい感覚は、ご縁が深い場所で感じる特有のもの。特にこの御宮の存在は、まるで「よっ、久しぶり!!」と、肩を叩いているかのように、とても氣さくでフレンドリーでした。今でも訪れる度にハイタッチの感覚です(笑)
「地母廟と日月潭はエネルギー的にもつながっています。日月潭は、東側が太陽、西側が月の形をしていることから、その名がついたと言われていて、その昔、原住民のサオ族が一頭の白鹿に導かれて発見したそうです」
太陽と月、そして白い鹿の伝説。台湾の聖地は、日本の宗教文化とも深いつながりがあるようです。
関羽様を祀る文武廟や、『西遊記』でも知られる三蔵法師の遺骨を祀る玄奘寺、龍と鳳凰の統合・融合・調和を象徴する龍鳳宮など、湖畔に点在する名所もまた意味深い場所ばかり。
2018年11月11日は、そんな台湾・日月潭で、ご縁ある皆さんとご一緒できましたら幸いです。