【vol.61】ときめきの富士|明けゆく港
清水港の名物は お茶の香りと男伊達 ♪ ~
歌に出てくる清水の港はいつも活気がある。
港を見渡す丘陵の上にあるのが日本平ホテル。
富士山の眺望日本一を誇る名ホテルだ。
一時、集中して夜明け前にそこの庭に駆けつけて
朝の光景を撮っていた時期がある。
朝陽が富士山と海と街に光を当て、
今日の始まりを告げた。
富士山が教えてくれた幸運の法則 その21
人生いろいろ 基本は前向き
毎年カレンダーのシーズンは、浮かんだメッセージを背表紙に筆で書く。その時に見知らぬ人の顔が浮かぶ。
サインが終わるとその人は消え、また別の人の顔が出てくる。
あ、今度は女性だ。 わー嬉しい!と掲げて喜んでいる。あ次は男性だ! メッセージをじっと見ている。何か感じた様だ。
多分それは、ときめきの富士カレンダーを受け取る人々の顔。
Mさんがサロンにおいでになり、2つのメッセージをお選びになった。
人生いろいろ 基本は前向き
熱き心に陽はまた昇る
最初はご自身の分、次はお友達に上げる分。だがまだ一つを探している。ぴったりのメッセージがない様子だ。
「実は妻とは別居してまして。妻は70歳で看護師をしてます。いつでも会えるし、話も出来るんです。彼女に一部持って行こうかなと思って」
私が書いているメッセージの殆んどはその方への励ましと、人生の希望を込めたもの。
だが離れている相手を思いやる気持ちを、言葉に出来たら更にいいと気付かされた。それも書こう。
そして出てきた言葉が
お陰様 互いに健康・元気に・前向きで
Mさんは「あー来て良かった。欲しい言葉がありました」と喜んで下さった。
過日、札幌にお呼び頂いて講演をさせて戴いた。沢山の方々と知り合い、予め書いて用意しておいたメッセージ入りカレンダーをお求め頂いた。皆様初めて会った感じがしない。
東京のサロンで、時間を見つけてメッセージを書いている時に、浮かんだ顔の何十人かが今日お会いした方々だ。
別の日に十数年来の知り合いの方がサロンに訪ねて来た。無性に自然を感じたくなって、ときめきの富士を見たくなったという。
ひたむきで真っ直ぐな目、一言も聞き漏らすまいと、私の問いに正確に、そして完全に答えようとする態度の青年。
もしかしたら…と思ったら矢張りそうだった。ご自身から話された。鬱を患っているという。今は克服の方向で音楽家として活動されているが、まだゆったり自然堂々の道にはなっていないかも。
そして[心象の紅]の卓上額入写真を選ばれた。私は額の背に
心が世界を創る
全ては通過点 その先へ
とメッセージを入れた。
翌日、メールが届いた。
「帰って写真を飾りじっと見ていました。心の中に何かが湧き上がる気持ちでした。そして床に着いたのですが、今朝眼が覚めてから気づきました!睡眠導入剤を飲むのを忘れて眠る事が出来ました!」
ときめきの富士 写真家 ロッキー田中
現代に蘇った北斎と言われる〔ときめきの富士〕の写真家。生涯に99作、現在までに89作を発表した。幸運を呼ぶ富士山とされて、多くの人々と共に輝いている。全国に260店を展開するホテルの全ロビーに大きな作品が飾られている。検索はロッキー田中またはときめきの富士で。