Vol.124 08月 健康と長寿のルールまとめ・後編
健康で長生きする人が数多く集まっている世界で4カ所の「ブルーゾーン」。
今回も前回に引き続き、過去4回のまとめとして、各地域に共通する「健康と長寿のルール・後編」を紹介します。
ブルーゾーン
「もし長生きの知恵が、知識や体験の積み重ねによって作られるものならば、長寿者は誰よりも豊かな知識を持ち合わせていると言える。」
ナショナルジオグラフィック誌の記者・ダン・ビュイトナー氏は、こうした考えのもと、健康で長寿な人がたくさん暮らしている地域を世界中探しまわり、健康・長寿者の割合が群を抜いて多かった4カ所の地域を「ブルーゾーン」と名付けました。
イタリア・サルディーニャ島、日本・沖縄県、アメリカ・ロマリンダ、中米コスタリカ・ニコジャ半島の長寿者に共通するルール9項目のうち、今回は後編として6つめ以降のルールを紹介します。
ルール6~人生をスローダウンする
心と身体を健康に保つためには、落ち着いてゆったりできる時間を持つ事も大切です。心のゆとりが、自然を愛でたり、景色を楽しんだりといった、感性を豊かにすることに繋がるため、心身の健康バランスが整いやすくなるのです。
<人生をスローダウンするために>
①テレビやラジオ、パソコンなどに費やす時間をなるべく減らす
②待ち合わせには早めに着くようにして、心に余裕を持たす
③瞑想や呼吸法などを習慣にする
ルール7~信仰心を持つ
いくつかの研究で、たとえ月に一回でも宗教的な礼拝などに参加することが寿命にも関係している、という結果が出ています。
宗教的な集いに共通していることは、コミュニティに所属しているという安心感や、時間的な余裕をつくることによって心と身体の健康を省みる機会が持てる事などがあります。
あまり教義の厳しくない気軽な集いがあれば、参加してみるのもよいかもしれませんね。
ルール8~家族を最優先にする
「家族を軸にした生活」は、長寿人の多くに見られた共通点です。
1日1回は家族と共に食事をする、1年に1回は休暇を使って家族とより濃密な時間を過ごす、といった習慣を、生活の中に取り入れることができたら素敵ですね。
<家族を最優先にするために>
①小さめの家、もしくは、家族が共に過ごせるひと部屋を用意することで、家族が一緒にいられる時間を少しでも長くする
②例えば「毎週○曜日は祖父母と一緒に食べる」などといったルールを決める
③年中行事や祝祭日を、家族で楽しむようにする
ルール9~人とつながる
長寿で健康な人たちが多いブルーゾーンでは、社会的なつながりが根づいていることも大きな特長です。
地元のコミュニティやボランティア活動、趣味の団体への積極的な参加など、様々な人とのつながりが心の張りとなって、身体への健康へもよい影響を及ぼしているようです。
いつまでも気心の知れた仲間との付き合いを楽しむためにも、様々なところへ出かけて付き合いの幅を広げていきましょう。
それはやがて大きな見返りとなる、何よりも確実な投資だと思います。
世界的な長寿地域・ブルーゾーンにおける「9つの共通ルール」を紹介してきました。
一度にすべてのことを始めるのはたいへんなので、先ずは取り組みやすいものから生活に取り入れてみましょう。一つのことで健康が実感できるようになると、他のことに取り組むのがとても楽しみになりますよ。
新しいことを習慣化するには、5週間続けてみることが有効だそうです。
また悪い習慣を止めるには、12週間断ち切ることで後戻りの可能性がグッと少なくなると言います。
つまりどんな習慣でも12週間(約3ヶ月)続けると定着する、ということです。
ブルーゾーンにおける「9つの共通ルール」を習慣化して、心身ともに健やかな毎日にお役立ていただけたらと思います。
参考文献 「ブルーゾーン」 ダン・ビュイトナー 著 (ディスカヴァー)
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