Vol.016 08月 ストレスを溜めないための習慣とは?
今回のテーマは「健康のための心がけ その3 ストレスを溜めない生活」です。
ストレスを溜め込んでしまうと、免疫力が低下したり、からだのあちこちに支障をきたします。
皆さんはストレスの解消法をお持ちですか?
ストレスの多い現代人
飛び交う電磁波、日々深刻化する環境破壊による大気汚染、職場や家庭での複雑な人間関係・・・映画やドラマの話ではありません。現実に私たちの身近に起こっているこれらのことは、知らず知らずのうちにストレスを受けやすい環境をつくっています。私たちの心身にジワジワと忍び寄るストレスの恐怖!キャー!・・などとふざけている場合ではありません。何とか対処しなければ・・・ということで、今回はストレスの解消法についておはなししましょう。
そもそもストレスとは?
「いやだなー。」と感じた時などに、私たちの副腎というところからコルチゾールというストレスホルモンが分泌されます。私たちの自律神経は、からだのたくさんの機能を司っていて、バランスをとってくれる大事な神経です。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っていますが、このストレスホルモンは、交感神経に刺激を与えるため、リラックス時に活躍する副交感神経とのバランスを崩してしまいます。すると、自律神経は内臓のはたらきもコントロールしていますので、バランスが崩れると内臓の機能が低下してしまいます。その結果「何か調子が悪いんだよねー。」ということになってしまうんですね。
ストレス解消法
「釣りが大好き」「旅行が趣味」「本を読んでいると時間を忘れてしまう」「草野球こそ青春だ!」「島倉千代子命!」などなど・・皆さんいろいろと好きなこと、興味があることってあると思うんですね。大きく分けて、(1)スポーツやカラオケなどでストレスを解消する「発散タイプ」と(2)旅行や温泉、マッサージなどで解消する「癒しタイプ」があるそうですので、自分にあった解消法を、趣味や好きなことの中から見つけてみるといいですね。でも自分の趣味を他人に押し付けないように。興味のない人にとっては逆にストレスになってしまいますので・・
究極のストレス解消法
それはストレスをストレスと思わないことです。(ただ鈍感ということではありません。逆にストレスを感じないまま、知らないうちに溜め込んでしまうのは要注意です。)
つまり、考え方を変える習慣をつけるということです。
腹を立てたり、イライラしている時、私たちの唾液からはたいへんな毒素が出るといわれています。この毒素はからだにとってかなり良くないもので、その証拠にこういう状況の時ってお腹が空きませんよね。これは本能的に毒素をからだに入れないようにしているんです。
ですから、例えば誰かのせいでいやな思いをしたり、腹が立った時には、「どうしてこの人のせいで、自分が毒素を飲まなきゃいけないんだろ。あー馬鹿らしい。」と思うと結構納得がいって腹も立たなくなってくるんですね。
人生全てのステージにおいてこうしたプラスの考え方を応用していくと、きっとストレスとは無縁の人になれるでしょう。
何事も習慣です。「継続は力なり」。短気な人も何度か心がけているうちにきっと変わってくると思いますよ。