【vol.86】鳴海周平の全国ぶらり旅|徳島編
「来年はねぇ……劔山!」
昨年の能登旅で、盟友はせくらみゆきさんが放ったひと声によって決まった今年の旅先・徳島県。
恒例の旅メンバー・DJかたりすとの高島亮さん、画家で作家のはせくらみゆきさん、天才コピーライターのひすいこたろうさん、そして今年は現地を知り尽くす祖谷の「呼吸の達人」、のりさんごさんと一緒に、劔山のある徳島県を巡りました。
淡路島から大鳴門大橋を通ると、そこは、もう四国。
本州から車で移動してきたときの「玄関口」であり、山や川、海の豊かな恵みのもとで多彩な食や文化が育まれた徳島県がこのたびの目的地。
あらかじめ予約している宿へ向かう行程以外、とくに決まったスケジュールはない恒例のメンバーとの旅ですが、そんなざっくりとした行程さえ、ほぼ守られることのないのがこの旅の醍醐味なのであります(笑)。
阿波国一之宮の「大麻比古神社」にある樹齢千年の大楠や大歩危小歩危(漫才コンビではありません)を形成する巨石群、そこに流れる川の水流に至るまで、地球の歴史が刻まれた自然界の産物に触れることで悠久の時を感じた僕たちは、いつにも増して、時間を氣にしない旅を満喫したのでありました。
奥祖谷にかかる「二重かずら橋」では童心にかえって川遊び。姐御はせくらみゆきさんが岩に登ったまま固まってしまった様子を撮影する高島亮さんと、のりさんごさんに「撮影してないで助けてあげて!」と(こころの中で)叫びながら、氣づけばその様子を撮影していた僕。 撮影会後、みゆきんは無事に救出されましたことを謹んでご報告申し上げます。
今年も珍道中をご一緒いただきました高島亮さん、はせくらみゆきさん、ひすいこたろうさん、そして自由奔放な僕たちを、終始こころやさしく導いてくださったのりさんごさんに、あらためて感謝申し上げます。
どうもありがとうございました。