【vol.80】はせくらみゆきの「おひさまだより」VOL.44
「木漏れ日の午後」
季節の中で
柔らかな風を受けた 春の日
輝く日差しの中で 夏日和
落ち葉のじゅうたん 秋の色
真白に包む銀世界 冬籠り
季節はめぐる 確かな時を
季節はおどる 約束の調べ
その時々を 懸命に 生きていくわたし
その時々に たくさん想って 動いている
下手でも 野暮でも 精いっぱい
歩む私の 後ろに道は 出来ていく
移ろいゆく 季節の中で あかあかと
もえるいのちの ひかりは輝き
我の軌跡は 奇跡となって 虚空に満ちる
さあ、今日も笑顔で いい日にしよう
何か事を決める時、私たちはつい、怖れから動いてしまうことがあります。
もし~になったらどうしよう?…といった具合です。けれども、実のところ、怖れからスタートしてしまうと、現れてくる現実も、それらの怖れを含んだものを選び出すことが多いのです。それではもったいない!いわば、花畑の中を歩きながら、わざわざ花のないところを選んで見て、がっかりしているようなものだから。なので、逃げるでも避けるでもなく「選ぶ」こと。こうなったらいいなを想像し、ワクワクして生きる。きっとそこから見えてくる風景は、怖れを笑い飛ばしてしまえる、素敵な世界が拡がっていると思うんだな。
プロフィール
はせくら みゆき(画家・作家)
画家、作家、教育家。芸術や科学、経済まで、ジャンルに囚われない
幅広い活動からミラクルアーティストと呼ばれる。
とりわけ詩情あふれる絵画は、日本を代表する美術家の一人として、
国内はもとより世界の美術シーンで活躍中。
2017年には芸術文化活動における「国際平和褒章」を受賞。
主な著書に『パラダイムシフトを超えて』(徳間書店)他多数。
一般社団法人あけのうた雅楽振興会代表理事。
オフィシャルHP/https://www.hasekuramiyuki.com