Vol.190 2月 1分間、大腿四頭筋を使う
たったの1分で、誰もが“健脳”になれる!
とても簡単で、よく効く「1分間でできる“脳活”法」を紹介します。
今月の1分間“脳活”法
1分間、大腿四頭筋を使う
無料のチーズバーガーを目当てに…
ニュージーランドに住む80歳の女性は、ご主人を亡くして以来、無料のチーズバーガーを食べられるお店に通うことが生きがいになっていたそうです。でも、そのお店までの距離は約5㎞。足が不自由なため、歩行器を使って1時間はかかります。それでも、往復2時間をかけて20年以上もそのお店に通い続けたのだそうです。
注文するメニューはいつも、無料のチーズバーガーとホットチョコレート。食べたチーズバーガーが8000個を超えたところで、地元メディアの取材が入りました。
「なぜ、そんなにチーズバーガーがお好きなんですか?」
「たぶん、無料だから」(笑)
お店も、専用のテーブルを用意して、彼女が来店するのを楽しみにしていたと言いますから、店員さんとのコミュニケーションはもちろん、往復の道中でも、景色や出会う人々とのおしゃべりを存分に楽しんだことでしょう。
往復2時間のウォーキングが、彼女の足腰を鍛え、100歳を超えてもなお、そのお店に通い続ける原動力になったのだと思います。
太もも前側の大腿四頭筋を鍛える
老化は足腰からやってくる、と言われます。
特に、太もも前側の大腿四頭筋は、年齢と共に衰えやすい筋肉で、ここをいかに鍛えておくかが、脳を健康に保つポイントでもあります。
いちばん簡単な方法は、階段を上り下りすると。坂道も平地の2〜3倍の運動強度になるので、ちょっときついかなと思うくらいが、筋肉を鍛えることになります。
「残念ながら我が家は平屋です。近くに坂道もありません…」という方には、家の中でできる段差昇降運動がお勧め。リズム運動でもあるので、心身のバランスを調えてくれるセロトニンも分泌されます。
室内でできる段差昇降運動
時間があったらもう1分 太ももを上げながらの足踏み
参考文献
「死ぬまでボケない 1分間“脳活”法」帯津良一・鳴海周平著(ワニ・プラス)