【vol.60】ときめきの富士|湖畔の秋 秋 河口湖畔より
コスモスが
西にいるお日さまを追いかけて
同じ方向に顔を向けている。
暖かかった午後の大気は
徐々に温度が下がり
雲が帯となって富士山に棚引いている。
富士山が優しく微笑んでいる。
富士山が教えてくれた幸運の法則 その20
物事は考え方ひとつ
いつもは東京と富士山麓を行ったり来たり、通勤も車だけど、日中は時々電車に乗る必要がある。
ところが駅では決まった光景を目にする。改札口を抜けてホームの階段を登る時、ズラーッと並ぶエスカレーター待ちの列に出会う。
年齢は関係なし。スマホを持ってうつ向いた人がエスカレーターで運ばれて行く。見る度に貨物車の映像が重なる。
かと思えば階段を普通に、或いは颯爽と二段上がりで進んでいく人が、登っている私を抜いて行く。
おー、いいなあ。中々やるね。
かくいう私も昔は楽な道を選んでいた。敢えて体を動かしてみても直ぐに息が切れた。駅のエスカレータの列に混じっていた自分を思い出す事がある。
ツライ、面倒。さようなら。
[今は未来の姿]という言葉に出会ったのが、考え方を変えるきっかけになった。
何だかいい言葉だなあと思って、ポストカードやカレンダーの背表紙に書き始め、そこから派生と発展をしたメッセージが幾つも生まれた。
今は未来の姿
↓
意識が創る。
今までは明日の為のリハーサル。
さあ今から。
美と真理は若さと共に息づく。
未来は今を待っている。
ある時点から考え方を変えた。もしかしたらツライとか面倒とか思うのは、人間だけの考え方じゃないか?
人間の体は大宇宙の凝縮。宇宙に意思はあるけれど、ツライは無い。人間は自然と共に生きている。自然に意思は有るけれど面倒臭いは無い。
雲は湧いて流れて形を変える。富士山は雨の日も雪の日も晴れの日も堂々と存在している。生きとし生けるものにツライとか面倒臭いはない。
人間は科学を発展させた。それは見方を変えれば楽になる事の追求。これって自然のリズムの中に無い筈だ。人間だけがツライと面倒という感情を生み出した。
全ては目の前の事実が存在するのみ。それをどう受け止めるかで世界が変わる。
決めれば開く 動けば変わる
そして目の前に起きる事は全て感情を入れず、存在する事実として受け止める事にした。今は未来の姿。10年後も若々しく元気でいようと決めた。
毎朝、近くの八幡様まで歩いて600m。戻って来てからアパートの地下2階に行き、14階まで歩き始めた。途中で一度休み、でもう一回。朝の楽しみ40
分。
最初はキツかった。ん? これはツライという感情に引きづられてる。だからツライと面倒にさよならした。目の前の事実を淡々と感謝して受け止める事にした。
面白い事が起きた。ツライという感情を抜いたら、楽しみになった。
一歩登る度に体の声が聞こえる様に変わって来た。続けて行く内に楽しみになった。出張などで出来ない朝は心残りが出来る。
でもエスカレーターを待つ人の批判はない。それは各々の生き方、考え方。10年後も元気でと心の中でエールを送る。
最近、書く事が多いメッセージ。
「心が世界を創る」
「全ては実現に満ちている」
ときめきの富士 写真家 ロッキー田中
現代に蘇った北斎と言われる〔ときめきの富士〕の写真家。生涯に99作、現在までに89作を発表した。幸運を呼ぶ富士山とされて、多くの人々と共に輝いている。全国に260店を展開するホテルの全ロビーに大きな作品が飾られている。検索はロッキー田中またはときめきの富士で。