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Vol.196 8月 1分間健脳法〜心が調う朝の習慣


たったの1分で、誰もが“健脳”になれる!
とても簡単で、よく効く「1分間でできる“脳活”法」を紹介します。

1分間健脳法~心が調う朝の習慣

心がときめくと、脳も活性化します。今年82歳になった医学博士・帯津良一先生の超人的な活動を支える「健脳習慣」をご紹介します。

朝を起点にして「生活の原点」をつくる

鳴海 認知症の予防には、生活のリズム、生活の原点をつくるといい、とよく聴きます。

帯津良一先生(以下、帯津) そうですね。基本的に、脳は新しい体験や変化を喜びますが、毎日の生活リズムだけは、なるべく変えない方がよいようです。そのためには、朝と夜の行動を、生活の原点として位置付けたらいいでしょう。

鳴海 帯津先生は、週末でもリズムがほぼ一定ですよね。日によって起床時間に3時間以上のズレがあると睡眠の質に影響が出る、という説もありますから、なるべく生活のリズムは一定にしておきたいものです。

帯津 ズレが大きいと、軽い時差ボケのようになるのでしょうね。私たちのからだには、サーカディアンリズムというのがあって、起床から14~16時間後には眠くなるようにできているんです。特に、太陽の光を浴びることで、このリズムがバッチリ調う。海外の旅行先で時差ボケになっている時、太陽の光を浴びることで容易に現地のリズムと同調できるのも、太陽光の効果でしょう。

鳴海 「お日様セラピー」を提唱している有田秀穂先生によると、太陽光を浴びることで分泌されるセロトニンという脳内物質が、心身の健康にとても有効なのだそうです。

帯津 ルクスの強さから言っても、理想は朝日でしょうね。うつ病を発症した人は認知症のリスクが高まる、というデータがありますが、セロトニンには、こうしたリスクを抑えてくれる効果もあります。朝起きたらまず朝日を浴びる、という習慣は、生活のリズム、原点をつくるうえでもお勧めですね。

 

今月のオススメ! 1分間脳活法

~ 1分間ずつの「朝の3点セット」で1日をスタートする ~

  
①カーテンを開けて朝日を浴びる
 地球は自転しながら、太陽の光を受け取っています。つまり、太陽の光を浴びることは、地球の自転を感じること。太陽の光を浴びることで、私たちのからだは、宇宙のリズム、自然界の摂理と同調するようにできています。

②コップ1杯の白湯を飲む 
 朝にたっぷりめの水分を補給することは、長寿者の多くが習慣にしています。お勧めは、コップ1杯の白湯か常温の水。これを、1 分間かけてゆっくりと飲むことで、自律神経のバランスが調い、快便にもつながります。 

③今日のコーディネートを考える 
 これまで16万人以上の脳画像をみてきたという東北大学脳科学センター教授の瀧靖之先生によると、「身なりと脳の画像は、多くの場合一致する」のだそうです。つまり、おしゃれな人は、脳も若いということ。朝の1分間コーディネートタイムは、脳を若返らせてくれるのです。
 
 

参考文献
「死ぬまでボケない 1分間“脳活”法」帯津良一・鳴海周平著(ワニ・プラス)
 

 

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