2007年10月
FMいるかで「こころとからだの健康タイム」の公開録音が行われました!!
10月2日(火)函館山山頂にあるイベントホール・クレモナで、FMいるか「こころとからだの健康タイムスペシャル」の公開録音が行われました。
「こころとからだの健康タイム」は、2003年4月の放送開始以来、地元函館市の皆さんからもたいへん好評をいただいている人気番組です。パーソナリティは、エヌ・ピュアスタッフの鳴海周平と、FMいるかの八木森佐知子アナウンサーが務めており、毎週心身の健康に関する情報をお届けしています。
今回は特別ゲストとして、作家であり、テレビなどでコメンテーターとしても活躍されている、経済評論家の荒和雄先生をお迎えした特別企画として行われました。
当日の様子を、誌上中継という形で一部抜粋して再現したいと思います。
八木森佐知子アナウンサー(以下 八木森) 今日は「体内時計を健康に活かす」というテーマですね。
鳴海周平(以下 鳴海) はい。体内時計というのは、お腹が空くとグーッと鳴ったり、夜になると眠くなったりというような、人間がもともと持っている自然のリズムのことをいいます。
成人するとリズムもある程度安定するのですが、思春期は体内時計がリセットされる時期なので、睡眠時間が不規則で、睡眠不足にもなりがちです。ただ、成績の良い子は、睡眠時間が長い(就寝時間が早い)ということが確認されているらしいので、参考にしたいですね。
八木森 「寝る子は育つ」と言いますが「頭(脳)も育つ」ということですね。荒先生も小学生のお孫さんがいらっしゃるとお伺いしましたが、睡眠のリズムはいかがですか?
荒和雄先生(以下 荒) 我が家は2世帯で住んでいるので、毎日2人の孫たちが寝室に上がっていく音が聞こえるんですが、この音は私にとっても就寝時間を知らせてくれる大切なリズムになっています。お互いにこうして睡眠時間帯を感じるこ とが出来る環境なので、睡眠にはかなり意識をおいていますよ。寝不足だと集中力にも影響しますからね。孫の生活リズム にも良い影響があるように、私自身も規則正しい生活を心がけています。
鳴海 ちなみに小・中学生の理想の睡眠時間は約9時間だそうです。9時に寝て6時に起きるとちょうど9時間。夜10時~朝2 時頃までは、成長ホルモンが分泌される時間帯でもありますから、睡眠にはまさに理想の時間帯ですね。
八木森 夜10時から朝2時までというと「美肌・若返りホルモン」も分泌される時間帯じゃなかったですか?
鳴海 よく覚えてますね。(笑)
八木森 何と言っても「美肌・若返りホルモン」ですから!こういうことは忘れません。(笑)
ところで荒先生は原稿を執筆するのに、効率の良い時間帯というのはあるのですか?
荒 私は典型的な朝方なので、午前中に原稿を書くことが多いですね。身支度の後軽くウォーキングをして、朝ご飯を食べてから執筆にとりかかります。私にとってウォーキングをしている時間は、何よりのリラックスタイムです。朝から気分を 爽快にしておくことで、1日がとても充実します。また、経済小説の連載や単行本の執筆、定例の勉強会など、あらかじめかなり先までスケジュールを決めておくことで、毎日のリズムに上手に組み入れるようにしています。
鳴海 データでは午前10時前後が、頭の最も冴える時間帯といわれているそうですから、まさに先生のスケジュールは的を射ていますね。
ちなみに同じ午前中で、朝6時には身長が最も高くなって、9時には体重が最も少なくなるそうですよ。(笑)
八木森 背が高くなって、体重が減るんですか?(笑)皆さん、身体検査は午前中に受けましょう。(笑)
鳴海 午後になると、3時頃に眠気がピークを迎えます。半分寝ているような状態ですから、痛覚も鈍くなっています。痛みに鈍感になっている時間帯です。
荒 歯医者さんなどに行くには最適ですね。(笑)感覚が鈍くなってくる夕方は、集中力も低下しているので、交通事故が最も多い時間帯でもあるそうですね。
八木森 夕方を過ぎて、夜6時頃になると「そろそろ何か食べなさい」と腹時計が教えてくれるのですが。(笑)
鳴海 夜6時頃は、1日のうちで味覚がもっとも鋭くなるんですよ。血圧も体温も高くなって、8時頃にはアルコールに対する抵抗力が最も高くなります。食事にはピッタリの時間帯です。但し、9時になるとインスリンの分泌が止まる時間帯になりますので、これ以降はなるべく食べないほうがいいですね。
八木森 ・・・。皆さんも気をつけましょう。(笑)
荒 夜食が欲しい時もありますからねぇ。これはなかなかの苦行です。(笑) 時間管理については皆さんそれぞれのご都合もあるでしょうから、あまり無理せずに、自分なりのモチベーションを上げていける生活リズムを見つけて頂くと良いでしょうね。
「こころとからだの健康タイムスペシャル」は、2007年10月7日(日)15時~16時まで、特別番組として放送されました。
ご来場いただきました皆様、番組企画関係者の皆様、パーソナリティの八木森佐知子さん、そして特別ゲストとして御来函頂きました荒和雄先生に、あらためて感謝申し上げます。どうもありがとうございました。
公開録音後の懇親会では、○×クイズなどが行なわれました。
体内時計の復習を兼ねた問題や、荒和雄先生からの経済に関する問題、など終始楽しい雰囲気で盛り上がりました。
荒 和雄(経済・経営評論家)
昭和34年早稲田大学第一法学部卒業。
同年東京都民銀行入行。 武蔵小山、浅草、茅場町、日本橋の各支店長を経たのち、平成元年7月に独立してブレーン・サービスを設立する。 中小企業診断士(昭和51年度優秀診断士賞受賞)。荒和雄の“経営塾”を全国各地で開催するほか、金融機関、証券会社、生命保険会社、中小企業大学校、各地の商工会議所や法人会など中小企業指導団体の講師をつとめる。また、テレビのコメンテーターとしても活躍中。
著作は150冊を超え、“金融経済”“銀行取引”“リーダーシップ”“後継者問題”“サラリーマン”まで多岐分野にわたる。一部は台湾、韓国で翻訳されている。