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【vol.15】鳴海周平の全国ぶらり旅|熊本編


 ♪あんたがたどこさ、肥後さ、肥後どこさ、熊本さ♪という歌でもお馴染みの熊本県。宮本武蔵が晩年、安住の地として過ごした場所でもあり、世界一のカルデラで有名な火の国阿蘇も、この熊本県です。
 今回のぶらり旅は、火の国阿蘇と、武蔵ゆかりの地を訪れてみました。

 日本三大名城のひとつとして知られる熊本城は、1601年から1607年にかけて、肥後の領主となった加藤清正によって建てられた城です。城郭の広さ約98万平方メートル、周囲5.3キロメートルという広大な敷地(東京ドームがナント、20個も入るんです!)には、数多くの重要文化財が立ち並んでいます。加藤家の治世は2代44年しか続きませんでしたが、その後豊前小倉から来た細川忠利が城主となり、明治4年(1871年)まで11代239年の間、細川家の居城として続きました。その後、明治10年(1877年)西南戦争で、大部分が消失してしまいましたが、宇土櫓ほか12棟は残り、重要文化財となっています。

宮本武蔵が熊本に招かれたのは、細川忠利の時代で、客分として細川藩の指南役を務めたり、絵画や書画、彫刻などにも優れた腕前を披露していたようです。当時の一般的な兵法者の年棒は30石程度だったらしいのですが、武蔵は300石を与えられていたといいますから、家臣ではなく客分という扱いだったのではないでしょうか。
若い頃からの武道の探求が、こうして晩年の生活にも大きな影響を与えていることを考えると「一芸に秀でる」というのは、生涯通じるパスポートを手に入れたようなものなのかもしれません。

 主君の細川忠利が亡くなった後、武蔵は世間との関わりを絶ち、霊厳堂にこもって禅に没頭するようになります。この洞窟で人生の集大成として書き上げたのが有名な「五輪の書」です。

 この書物は350年以上経った今でも世界各国で翻訳され、たくさんのファンを魅了し続けています。江戸時代からのベストセラーって、何だか凄いですよね。

 「ここで武蔵が『五輪の書』を書いていたんだなあ」と感慨に浸りながら、武蔵ゆかりの地を後にしました。

 火の国阿蘇に着いたのはもう夕方。世界一のカルデラの中に、目的の阿蘇ファームランドがありました。晴れているのに、何度も稲妻が光り、雷鳴がとどろきます。外輪山に走る稲妻がはっきり見えるのも、阿蘇ならではの風景なんでしょうね。
「ようこそ、遠いところよくいらっしゃいました。」

 笑顔で迎えてくれたのは、阿蘇生まれで阿蘇育ちの池田日出一さん。阿蘇ファームランドの営業企画課の課長さんです。
「オープンしたのは1995年なんです。毎年新規オープンの設備があって、リニューアルもしょっちゅう。だから訪れてくれる皆さんは、いつも新鮮で楽しいね、って言ってくれるんです。家族連れ、それもおじいちゃん、おばあちゃんも一緒に来られるところが多いですね。」

 阿蘇ファームランドのテーマは「人・自然・元気」。楽しみながら体力作りが出来る「元気の森」や、工芸やお菓子作りが体験できる「阿蘇工芸村」、珍しい動物たちと直接触れ合うことが出来る「ふれあい動物王国」などで、たっぷり遊んだ後は「阿蘇健康火山温泉」でゆっくりと身体を癒すことができるという、まさに健康になるためのリゾート施設なので、3世代で遊びに来られる方が多いのも納得です。

 「来て頂いた方には、楽しみながら健康に対する関心を深めていただきたいんです。ほとんどが熊本県、福岡県という近い所からいらっしゃるお客様ですが、昨年の来場者数は520万人で、東京ディズニーランド、ユニバーサルスタジオジャパン、八景島シーパラダイス、大阪の新天地に次ぐ、全国5位だったんです。皆さん一度いらっしゃったら、クセになってしまうらしいです。(笑)」
「第24回プロが選ぶ観光・食事・お土産施設100選」の5位にも選ばれた阿蘇ファームランド。今後はどういった展開をしていくのでしょうか?

 「これからも目指すところは来て頂いた皆さんの「健康」ですね。それも楽しみながら関心を深めていただく、ということをもっともっと究めていきたいと思っています。昨年は世界で初めての「炭の専門総合館」もオープンしました。炭は最近、その癒し効果が注目されていますからね。ここは自分で炭焼きの体験も出来るんですよ。焼き上がった炭をアート作品みたいに自宅で飾っているだけでも、マイナスイオンによるリラックス効果が体感出来る、と大好評なんです。」

 毎年、来場者数記録を更新している阿蘇ファームランド。こころとからだの癒しを求める人たちに、是非訪れていただきたい名所です。

 「こころとからだの健康」を同じようにお伝えしている立場にある者としても、たいへん勉強になった旅でした。志を同じくする人とのこうしたご縁を、これからも大切にしていきたいと思います。

 健康に対する関心を深めていただきたいんです。ほとんどが熊本県、福岡県という近い所からいらっしゃるお客様ですが、昨年の来場者数は420万人で、東京ディズニーランド、ユニバーサルスタジオジャパン、八景島シーパラダイス、大阪の新天地に次ぐ、全国5位だったんです。皆さん一度いらっしゃったら、クセになってしまうらしいです。(笑)」

 「第24回プロが選ぶ観光・食事・お土産施設100選」の5位にも選ばれた阿蘇ファームランド。今後はどういった展開をしていくのでしょうか?
 
「これからも目指すところは来て頂いた皆さんの「健康」ですね。それも楽しみながら関心を深めていただく、ということをもっともっと究めていきたいと思っています。昨年は世界で初めての「炭の専門総合館」もオープンしました。炭は最近、その癒し効果が注目されていますからね。ここは自分で炭焼きの体験も出来るんですよ。焼き上がった炭をアート作品みたいに自宅で飾っているだけでも、マイナスイオンによるリラックス効果が体感出来る、と大好評なんです。」

 毎年、来場者数記録を更新している阿蘇ファームランド。こころとからだの癒しを求める人たちに、是非訪れていただきたい名所です。

 「こころとからだの健康」を同じようにお伝えしている立場にある者としても、たいへん勉強になった旅でした。志を同じくする人とのこうしたご縁を、これからも大切にしていきたいと思います。

阿蘇ファームランド TEL0967・67・0001

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