head_id

【vol.23】お客様訪問|北海道函館市・清水真一さん


 観光客はもとより地元函館市民にも絶大な人気を誇る、北海道函館発のフリーペーパー「ダテパー」。「置くとすぐになくなってしまう。」という嬉しい苦情も来るほどの人気の秘訣を、発行元・株式会社プリントハウスの社長であり「蜂っ子」愛飲歴2年という清水真一さんにお伺いしました。

「地元のお店の情報を発信させて頂くことで、地元の皆さんとそのお店の新たなご縁をつなげることが出来る。本当にやりがいのある、楽しい仕事です。」

 1949年に函館市で生まれ、地元の学校を卒業後、お兄さんと一緒に家業である印刷の仕事に携わることになったという清水さん。函館生まれの函館育ちという清水さんは、日々港町函館の海の景色に親しみながら、野球に明け暮れる子供時代を送っていたそうです。

「私はいわゆる団塊の世代ですから、周りにもたくさん同年代の子供たちがいました。今みたいにゲームなどない時代ですから、皆で日が暮れるまで外で遊んでいたものです。私は特に野球が好きだったので、小学校からずっとチームに所属していました。でも、勉強をした記憶は、ほとんどないですね。(笑)」

 社会人になってからも野球チームに所属していたというほど野球好きの清水さんでしたが、その情熱は家業の営業担当という仕事にもいかんなく発揮されていたようです。

「兄貴が経営全般、私は主に営業を受け持っていました。業績も伸びてきていたのですが、母からはよく『同族経営というのはいい時にはいいけれど、なかなかたいへんなものだよ。』という話を聞いていましたし、だんだんと商売の面白さがわかってきた時期でしたので、知り合いの印刷会社を引き受けてみないか、という話があった時、迷わず家業から独立することを決心したんです。」

 こうして清水さんが独立を決意したのは、35歳の時。結婚をして将来設計を考えるにあたって、公私共に奥様と一緒に歩み出すことを決心したそうです。

「プリントハウスという会社名は、家内が考えてくれたんです。当時カタカナの会社名はまだ珍しかったですからね。印刷業なのに、よくハウスメーカーと間違われましたよ。(笑)間違われないように『私は街の印刷屋さん』というキャッチフレーズを頭につけました。それにしても当時のカタカナ名は、なかなかモダンなイメージでしたね。家内のセンス、なかなかいいでしょ?(笑)」

 個人商店のデメリットを改善するために、独立当初から法人化をし、中身が見える「ガラス張り経営」にこだわってきたという清水さん。

「同族経営の良さも悪さも体験してきたので、今のような経営スタイルにしたんです。結果、スタッフの皆が自主的に動いてくれるような組織作りが出来たと思っています。『ダテパー』が人気なのも、こうしたスタッフの頑張りや活気が、誌面に表れているからではないでしょうか。創刊当初は2万部の発行でしたが、今はお陰様で5万部発行させて頂くことが出来、地元の皆さんやスポンサーの方々にもとても喜んでもらっています。」

 「人と会うことが何よりも好き」という清水社長は、現在5つの異業種交流会の役員としても活躍しています。

「人と会って話をしていることがとにかく好きなんです。だから、交流会のような人が集まる場所にはつい顔を出してしまうし、飲食も遅くまでお付き合いしちゃうんです。1時、2時の帰宅はしょっちゅうなのですが、ここ数年は翌朝が少々きつくなってきましてね。さすがに歳かな、と思っていた頃に同年代の友人から『これ、いいぞ!』って薦められたのがナルミさんの『蜂っ子』だったんです。以前は、疲れが溜まっていることが常に実感としてあったんですが、ここ最近は気がついたらいつも爽快なんですよね。朝の目覚めが良いのには、私も家内も驚いています。『若くなったんじゃない』って友人に言われると、つい『蜂っ子』のことを教えたくなってしまいますよね。うちのスタッフからも『社長は怪物だ!』って言われてます。(笑)」

「地元の皆さんに育てて頂いた『ダテパー』ですから、とにかく地元の皆さんのお役に立てて頂きたい。そのために、行政からの情報をわかりやすくお伝えするコーナーを作ったり、観光施設や文化施設を紹介するコーナーを作ったりして、函館の魅力に改めて気付いてもらえるような誌面作りを心がけています。また、地元のお店の情報を発信させて頂くことで、地元の皆さんとそのお店の新たなご縁をつなげることが出来る。本当にやりがいのある、楽しい仕事です。これからも、地元の活性化に役立てて頂けるような存在でありたいですね。」

 函館発のフリーペーパー「ダテパー」や「不動産ガイド」など、地元で圧倒的な人気を誇る媒体の発行元・株式会社プリントハウスの社長として、また多数の団体の役員としても地元の産業振興などに貢献されている清水さん。これからも益々のご活躍をお祈りしています。

right_toppage

right_01健康対談ラジオ番組月刊連載

right_02 right_news right_02-2 right_03 right_04 right_06 right_05 right_07 right_07

bnr_npure

bnr_kenkotime

ブログ・メールマガジン