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【vol.65】はせくらみゆきの「おひさまだより」VOL.29


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「Hug you」

あけのうた

海神深く 海の底 ゆらゆら泳ぐ たいひらめ

鍋底向こう ほら穴に 漏れたる光 宮ありし

天ふる真名井 たつのみや かぐや乙姫 おられたし

なんじ来たりし いくとせや 待ちし願いし いづかたや

乙姫ふるえ 鈴振りて 珠の緒ふるえ 珠ふりて

さきはえ 給う 弥栄を 願い 秘めたり 玉手箱

満ちたる時は 中今の あけたる時は 立ち花の

鶴亀統べる ひふみ世

なぎなみ統べる みろく世

曙 あけて 夜明け鳥
 

七福神祝詞
(朗々と、唱えると気持ちいいですよ)

めぐりて天龍 昇りしは

花たちばな におい香の

あめつち開けし 開びゃくに

弥栄やさか ひふみ世

めでためでたの みろく世

天晴れ 天晴れ えんやらや

天晴れ 天晴れ えんやらや

 


 
 先日、元出雲と言われている京都・亀岡の出雲大神宮にて、主宰している㈳あけのうた雅楽振興会の仲間と共に、御奉納をしてきました。全国から集まった41名による舞楽です。 曲は、創作雅楽-あけのうたと七福神祝詞です。二つとも、ある日突然降ってきた謡です。 奉納は、二年がかりで専門の方より御指導を受けての晴れの舞台でした。多少の緊張はしましたが、皆でのびのびと舞い、言祝ぐことが出来ました。 その時の気持ちは、上手く見せようというよりも、神様の御前で捧げられる喜びでいっぱい!まるで一個の大きな塊となって舞っている感覚でもありました。「君が代」の中に出て来るさざれ石とは、もしかしたら、このような感覚をいうのかなと思い、胸がいっぱいになりました。 一人でやるのもいいけれど、みんなで心を一つにしてやる喜びはなにものにも替え難いもの。ありがたい体験でした。

プロフィール

はせくら みゆき(画家・作家・アートセラピスト)
画家、作家、教育家。芸術や科学、経済まで、ジャンルに囚われない幅広い活動からミラクルアーティストと呼ばれる。とりわけ詩情あふれる絵画は、日本を代表する美術家の一人として、国内はもとより世界の美術シーンで活躍中。2017年には芸術文化活動における「国際平和褒章」を受賞。主な著書に『宇宙とあっさりつながる最強のワークブック』(かんき出版)、『小食・不食・快食の時代へ』鳴海周平氏と共著(ワニプラス新書)他多数。一般社団法人あけのうた雅楽振興会代表理事。オフィシャルHP/http://www.hasekura-miyuki.com
 
 

 

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