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【vol.57】こころとからだの健幸タイム|ゲスト 山梨 浩利 さん~前編~


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 さまざまな実験などを通じて、目にはみえない「波動」の存在を証明している波動測定の第一人者・山梨浩利さん。私どもエヌ・ピュアも、2000年の創業以来、製品研究開発顧問としてたいへんお世話になっています。
 前編の今回は、山梨さんが「波動」に携わるようになったきっかけや「波動とはなにか?」ということについてお話を伺いました。

 

鳴海周平(以下 鳴海)
 弊社エヌ・ピュアが、製品の研究開発で山梨先生のお世話になるようになってから、もう17年が経つんですね。おかげさまで、お客様からは「波動が高いから、すぐに体感できるエヌ・ピュア製品」という、とてもありがたい評価をいただいています。
 いつも本当にありがとうございます。

山梨浩利さん(以下、山梨)
 こちらこそ。「どれだけ時間がかかってもいいから、自然の摂理にかなった高波動の製品を」という鳴海さんの言葉のおかげで、思う存分、時間をかけて開発させてもらっています。
 もともと、とことんまで突き詰めないと納得できないタイプなので、鳴海さんのように採算度外視の方は本当にありがたい(笑)。「自然の恵みをそのままお届けしたい」というエヌ・ピュアさんの企業理念にも、とても共感しています。

「料理」と「貝殻」に関心があった小学生時代

山梨 昔から、なにかに興味を持ったら、とことんやってみたい性格だったようです。
 小学生の頃、いちばん関心があったのは、お菓子づくり。特に、クレープやプリンは、よく作っていました。どうやったら美味しくなるのか、レシピに書いてある分量を増やしたり減らしたり、原料を別のものに変えてみたり、と子供ながらにいろいろ工夫してみたものです。ただ、本当に面白かったのは、タンパク質やデンプン、糖質などが、熱や酸を加えることで生じる変化。それを、ただじっと見ているだけでも、全然飽きなかったですね。

鳴海 当時から、ものづくりに対する「こだわり」の片鱗がみえますね。

山梨 こだわって作っていましたから、とても評判がよかったんですよ。原価は相当高くついていたと思いますが(笑)。
 自宅が海から200mほどと近いこともあって、貝殻拾いもよくやりました。海岸に流れ着いた貝殻を拾ってはスケッチするのですが、その模様には必ず「一定の規則性」があるんですね。水晶や蛍石といった鉱石も、よくスケッチしました。こちらもやはり、模様の中に「一定の規則性」を見つけることができる。
 今思えば、貝殻や鉱石の形、模様などの美しさから「自然界の法則」のようなものを感じていたのかもしれません。

鳴海「自然の摂理にかなった状態が、もっとも波動が高い」というのは、山梨先生が日頃よく仰っていることですね。また「美味しい、と感じるものも波動が高い」とも。
 人間も自然界の一部だから、「波動が高い=自然の摂理にかなっている」ものは、美味しいし、美しいんですね。とてもわかりやすい判断基準だと思います。

山梨「美味しい」「美しい」と感じるのは、なぜなんだろう?自分なりに、このことを解明してみたいという氣持ちもあって、大学は工業化学科を選択しました。でも、当時は半導体ブーム。その後、急激に普及するパソコンや携帯電話などの基礎になる技術ですね。求人もその分野の技術者確保に重点をおいていましたから、同期のほとんどはそちらの道に進みました。
 自分が希望していた「食」関係の会社は、唯一、名古屋製酪だけだったんです。

「波動」との出会いは、社長の「思いつき」から!?

山梨 就職が決まった名古屋製酪では、ラッキーなことに、いくつもの商品開発にまったくのゼロから携わることができました。
 特に思い出に残っているのはコーヒーの開発。生豆の仕入れのため、単身ブラジルへ渡り、先ずはコーヒー園巡りから始めたんです。仕入れルートが決まったら、今度は工場の準備。焙煎機、粉砕機、抽出機それぞれのマニュアルを作って、アメリカの特許庁へ乗り込みました。審査官に却下されながらも、粘り強く交渉した結果、なんとか特許認可までたどり着くことができたんです。
 他にもさまざまな商品開発を通して「美味しさ」を追求できたことは、本当にありがたい経験でした。

鳴海 当時の商品開発にも、すでに「波動」という概念は用いられていたのですか?

山梨 いえ、当時はまだ原料の素材や産地、組み合わせや配合、製造方法、工程などから「美味しさ」を求めていました。
 でも、この頃に追求していた「美味しさ」が、後になって波動という概念でも説明できることがわかった時は「やっぱりそうか!!」と、ちょっと嬉しかったですね。(笑)

鳴海 人間も自然界の一部だから、「美味しい」「美しい」という感性が行き着く先も、「自然の摂理にかなっている=波動が高い」ということと一致するのでしょうね。

山梨 1990年代になって「波動」という概念がアメリカから入ってきました。
「生命体を含めた万物はすべて振動しており、それぞれが持っている固有のエネルギーが波動である」
 そして、この波動を測定できる機械が「波動測定器」だというんですね。
 社長は「これからの時代は波動だ!!」と思ったのでしょう。かなり高価なものでしたが、さっそく会社への導入を決めてしまったんです。
 人間の健康状態や食品など、さまざまなことを判断できる分析機械という触れ込みでしたが、私はどちらかというと冷めた目で見ていました。(笑)

鳴海 社長がせっかく買ってきたのに・・・(笑)

山梨 というのも、その機械は科学を学んだ人間なら「こんな機械で測定できるわけがない」と思ってもおかしくないくらい、パソコンに毛の生えた程度のものだったんですよ。
 プログラムも、ベーシックといういわゆる基礎的なプログラム言語で構成されていた単純なもので、適切なマニュアルもない。けっきょくは誰も使いこなせないまま、研究室の片隅でホコリを被った状態でしばらく放置されていました。
 ところが、ある休日、溜まっていた仕事を片付けようと思って出勤したら、ふとその機械が目に入ったんです。それで、ちょっとだけと思って遊んでいたら、だんだん手に受ける感触が変わってくる。「あれ、この機械は何だか面白いぞ」と・・・。それからは、仕事が早めに片付くと、その機械で遊び続けるようになりました。

「波動を測定する」とは、どういうことか?

山梨 それで、ひと月ほど経った頃かな。最初の触れ込みどおり、たしかに人間の健康状態や食べものの善し悪しなどが、その機械で「とてもよく当たる」ようになったんです。
 社長は私の出す波動数値に感動して、家族や社員、友人、知人、ついには得意先にまで「波動」を力説するようになりました。社長は有名人でしたから、この話はあっという間に広がって、氣がつけば、社内には所員50人を超える波動医科学総合研究所が開設されていたんです。
 名古屋から東京へ転勤になった私は、東京で波動関係の責任者となり、自社製品や取引先の研究開発、お得意様の健康チェックなどを行うために、この機械と一緒に全国廻りをする日が続きました。体験された方々は「こんなことまでわかっちゃうの!?凄い機械だねぇ」と、皆一様に驚きます。最初は半信半疑だった私も、測定数値が次から次に「当たっていく」という事実を、体験者と共に受け入れるしかありませんでした。

鳴海 本当に、あっという間の展開だったんですね。それだけ、山梨先生の出す「波動数値」に信憑性があったということでしょう。
 でも、初めの頃は説明が難しかったでしょう?

山梨 そう、だから説明はほとんどしていないんです(笑)。ただ、体験された方々が「この機械は当たる」と、「実感して、納得した」ということでしょうね。
 私たちはふだん五感を通して、色や匂い、味、音、感触といったさまざまなことを感じ取っていますが、この「感じる」ということが、=(イコール)波動だと思うんです。
 もっと言うと、こうした意識的な感覚に加えて、もっと広い意味で生命体が感じる根源的なこと、例えば「氣」という概念や、その「氣」を調整して引き出すための「意識」、すなわち我々が持つ「本質」といった生体情報も、広義の波動と捉えることができます。

鳴海 その波動が「波動測定器」という機械を通じて、計数化できたわけですね。

山梨 ただ、先ほど言ったように、この機械は科学を学んだ人間なら「こんな機械で測定できるわけがない」と思ってもおかしくない程度の中身だったので、測定の結果が驚くほどよく「当たる」理由を、現代の科学が納得するようにはどうにも説明ができない。
 すると、機械自体の構造に、何か別のもの(測定者の意識など)が作用しているのではないかという可能性が出てくるわけです。また、そう考えると、機械を操作する人間によって数値が異なる場合があるのも納得がいくんです。
「測定者の意識」もまた波動ですから、そこが、もっともたいせつな要件なのかもしれません。

鳴海 たしかに、対象となるものが同じなのに、測定者によって数値が変わるというのは、「測定者の意識」が大きく関係していると考えてよさそうです。
 そうした中において、山梨先生の測定する波動数値がよく「当たる」ということについては、一部の科学者の間でも話題になっていたようですね。

山梨 その頃、科学者立ち合いのもとで「波動は本当に測定できるのか」という実験をしたことがあるんです。我が国における脳波研究の第一人者・志賀一雅先生から提案いただいた「ダブルブラインド(二重盲検法)」という実験方法でした。
 この実験方法は、トリックや錯覚を排して、科学的にもっとも信頼出来るように、実験者も被験者も測定するサンプルの中身がわからないようにして行います。
 見た目は同じ透明な液体8種類を用意して、それぞれに番号をつけます。サンプルは長野県で作り、実験は東京です。お互い違う番号をふってわからないようにしますから、ダブルブラインドというんですね。それぞれの波動数値を測定した後、計測値を長野県に送って、中身を知らせてもらうという、絶対にトリックができない仕組みでの実験でした。
 結果は、水道水に殺虫剤のスミチオン1PPMを希釈したものはマイナスの数値、自然湧水はプラスの数値というように、8種類すべてが納得出来る数値だったので、居合わせた科学者たち全員が「波動数値は信用出来る」ということになってしまったんです。

鳴海 「波動というものが存在し、それは数値で示すことができる」ということを証明した、画期的な実験だったと思います。
 一流アスリートなどが最高のパフォーマンスを発揮する時の脳波は「ミッドアルファ波」と呼ばれるそうですが、志賀先生は当初、山梨先生が波動測定している時の脳波も、これと同じだろうと思っていたようですね。

山梨 そうなんです。ところが、「ミッドアルファ波」はまったく検出されず、ほぼ直線状態の脳波のみでした。わかりやすく言えば「ご臨終の脳波」です。(笑)
 何かを考えていれば、脳波は必ず検出されますから、波動測定中の私は、いっさい思考していなかった、ということ。志賀先生は、このことと先の実験(ダブルブラインド)で「波動」という世界にとても興味を持ったようです。

鳴海 志賀先生曰く「山梨先生が波動測定をしている時の脳波は、禅僧のような『無念無想無我』の状態だった」そうです。こうした脳波の状態では、理論や経験などで判断できないから、生命体の生きていく本能部分である「脳幹」に近いところでおこなわれているのだろう、とも仰っていました。
 波動測定というのは、山梨先生の身体が「本能的に感じたこと」を、測定器という媒介を通して数値化している、と言えるのかもしれませんね。

山梨 私の実感として、波動測定時というのは100メートルを全力疾走するような感じなんです。感情や情報が多すぎると、オペレーターは正確な測定が出来ません。私は、ただ単純に「感じる」ことに集中して、その瞬間を駆け抜ける、といったイメージです。人間的な判断や、個人的な見解というよりも、サムシンググレート(偉大なる何者か=自然界の摂理)の意識と繋がっているような感覚かもしれません。
 この時、私という生命体が、測定する対象物に対して、一種の共鳴、共振を起こし、それが「情報」となります。その「情報」が、共鳴ならプラス、拒絶ならマイナスとなる。
 測定する対象物が「自然界の摂理」にどれだけ近いか、ということですね。しかも、その度合いが数値で示されることに大きな意味がある、と私は思っているんです。

 
 次号では、波動を高める衣・食・住についてや、毎日の生活で活用できる「波動を高めるコツ」などについてお話を伺います。どうぞお楽しみに!!
 

山梨 浩利

1962年静岡県焼津市に生まれる
1985年中央大学理工学部工業化学科卒業。

大手食品会社で主に食品の研究開発に従事。数々の商品を世に送り出す。
サトルエネルギー学会、機器検討委員会などにも参画。その活躍は、広く海外にまで広がっている。

現在、山梨事務所を設立し、微生物、発酵、鉱物をテーマにした本物商品の研究や企画開発などを行っている。
(株)エヌ・ピュア研究開発顧問。

 

 

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