【vol.89】こころとからだの健幸タイム|ゲスト 高島 亮さん 中編
2024年春に出版された高島亮さんと鳴海周平の共著『運のミカタ』(ワニ・プラス刊)には、運と仲良くなれる17の習慣が紹介されています。
今回の「こころとからだの健幸対談」は前回に引き続き同著の内容をさらに踏み込んだ特別編としてお届けします。
「明るい」は「あ、軽い」
鳴海周平(以下、鳴海)
前号では「運に良し悪しはなくて、生きていくうえで、いろいろな人や物ごとと関わりながら運ばれていくさま」のことを「運」と呼び、運を良くするのではなく運と仲良く(運を味方に)する方法についての共通した認識をあらためて確認しました。周りの皆さんからよく「似ている」と言われる僕たちですが、執筆をご一緒させていただくなかでも、さまざまなシンクロ現象がありましたね。
高島亮さん(以下、高島)
はい、別々に執筆しているのに照らし合わせたかのような内容になっていたり、文章の一節がまったくおなじだったり… …たとえば「明るい」は「あ、軽い」というフレーズもそうでしたね。周平さんはヒーリングという観点から、僕は語源や言葉としての使われ方といった観点から、それぞれ「明るい」は「あ、軽い」を説明させてもらいました。
明るいと軽いはつながっているんですね。
英語でもそうです。
「Light(ライト)」は「明るい」という意味ですが、「軽い」という意味もあります。
明るいと軽いにつながりを感じるのは、日本人だけではないようですね。
そして、明るさや軽さに心地よさを感じるのも、世界共通かもしれません。
(『「運」のミカタ』第11条 高島亮さんパートより抜粋)
周平さんがヒーリングのビフォーアフターとして挙げていたこととおなじですね。
ヒーリング前…黒っぽいモヤ、重い、暗い感じ、冷たい感じ
ヒーリング後…クリアになる、軽い、明るい感じ、温かい感じ
(『「運」のミカタ』第11条 鳴海周平パートより抜粋)
鳴海 本書のなかで亮さんが書かれていた「光がない(少ない)暗さは、軽さもなくなるので重くなる」ということにも通じますね。
高島 こころが暗くなると「氣が重い」と言うし、「落ち込む」という言葉も、こころが重くなって重力に引っ張られるさまを表現したものでしょう。逆に、氣分が明るいときの「ウキウキ( 浮き浮き)」は「浮く=軽い」。運ばれやすいのは、どう考えても「軽い」ほうなので「運と仲良く(運を味方に)する」ことにもつながります。
僕は形から入るタイプなので、ウキウキをイメージできる被りものをしていますけど。
鳴海 ウッキー、ウッキーってことですか( 笑)… … 英会話も教えてもらえそうですね。
高島 それは、ウィッキーさんですね……って、この会話「あ、軽い」ですね(笑)
「あ、軽い」を簡単に実現する方法
高島 「あ、軽い(明るいと軽い)」を、手っ取り早く実感できることに「掃除」があります。小林正観さんからも、よく掃除の効用を教えてもらいました。一流といわれる人たちは宿泊するホテルの部屋をキレイに使っていること、世界の富豪に共通しているのが、トイレがキレイで蓋が閉まっていることだったり、靴をきちんと揃えていることだったりといったように「身の周りをいつもキレイにしている」という共通点があるようです。
鳴海 たしかに、整った部屋は「あ、軽い(明るくて軽い)」感じがしますよね。
とくに、玄関や窓といった「風」がとおる場所や、トイレ、洗面所、台所などの「水」まわりを整えると「氣」の流れがよくなることがわかります。
高島 風や水のように「流れているところ」を整えることは「風水」という観点からもよさそうですね。
そして、自らが「明るくて、軽い人」になるというのも、「あ、軽い」を手っ取り早く実現できることのひとつです。
正観さんは「眉間にシワを寄せると老化物質が出る。反対に、頬骨の下、口元から指3本分のところにあるツボを押すと若返る。その若返りのツボを効率よく刺激する方法が、笑顔である」とおっしゃっていました。笑顔には、若返りのような健幸効果はもちろん、その場を「あ、軽く」する効用もあるということでしょう。
鳴海 「あ、軽い人」になるには、笑顔でいたらいい。本書『運のミカタ』のなかでも「笑い」のたいせつさについて書かれた章がありましたね。
高島 正観さん曰く「笑い」は、神さまがもっとも好む人間の3つの行ないのうちの一つなのだそうです。(あとの2つは「掃除」と「感謝」)「笑う」という行為は、そのことを受け入れたときにしかでませんから、その状況を肯定していることになります。状況を肯定するということは、人生の運ばれ方を肯定することなので本書のテーマである「運と仲良くする」ことにもつながりますね。
正観さんはご自身の著書のなかで、次のように解説してくださっています。
たとえば、新婚の朝、初めて奥さんの素顔を見た、という場面を想像してください。
『面白い顔!』と笑った瞬間に、「受け入れた」ということです。
怖い顔で「なんだその顔は」と言ったら、受け入れていないということです。
自分の子供が、学校の通信簿を持ってきたのを見たら、なんとオール1だった。
「きれいだねー」と笑うことができたら、「受け入れた」ということです。
「笑い」とは、肯定であり、受け入れること。
目の前の現象を起こしてくださっている地球や宇宙や神様に対して、肯定したということです。
(『「そ・わ・か」の法則』小林正観・著 より)
ちなみに、笑うと体温が上がってからだが温まるから、健幸にも良いとおっしゃっていました。
鳴海 なるほど!だから、ダジャレなどを聞いても、笑えないときには「寒っ!」って言うんですね。
高島 ダジャレが受けないときは、僕も背筋が、寒っ!ってなりますけどね。
鳴海 「お笑い」と「お祓い」は語源がおなじといわれています。つまり、よく笑う人はいつも「祓われている」人なので、多少面白くなくても、笑っていたらいいし、そのほうが僕たちも助かりますよね(笑)
高島 ほんっとに、助かります(笑)
笑顔の効用
鳴海 笑顔になると祓われて、その場が明るく、軽くなり、健幸にも美容にも良い効果があるということが、あらためて確認できました。
高島 そして、笑うと、運とも、うんと仲良くなれる。簡単すぎて、感嘆しちゃいますね。
鳴海 とりあえず、笑っておきますね(笑)
正観さんがおっしゃっていたように「投げかけたものが返ってくる」のであれば、笑顔の人には、笑顔でいられるようなことが返ってくることになるでしょう。お互いに笑顔の花が咲いている光景は、その場も「あ、軽く(明るく、軽く)」してくれそうです。
高島 笑うの語源は「割る」からきているという説もあって、これはおそらく口を開けて笑うさまを「口を割る」と表現したのだと思います。割るは「割く」とも読むので「咲く」にもつながり、さらに「咲」という字はもともと「笑」だったそうです。たしかに、口を開けて笑っているさまは花が咲いているようにも見えるので、投げかけた笑顔に、また笑顔が返ってくる様子は、まさに「笑顔の花が咲く」という表現そのものだと思います。
「顔の表情が感情をつくり出している」
(心理学者 ウィリアム・ジェームス)
笑顔のflower(花)が咲く人は、流れ(flow)にも上手に運ばれる人(er)ということですね。
鳴海 ここまで高度になると、もはやダジャレかどうかもわからなくなりますが(笑)とりあえず、笑っておきますね……じゃなくて、とてもよいお話をありがとうございます!
プロフィール
高島 亮さん
新潟県生まれ。東京大学卒業後、大手化学メーカー、
出版社勤務を経て、株式会社ぷれし〜どを設立、
代表取締役になる。
小林正観さんの教えを伝える「正観塾」師範代としても活動。
講演会や講座の主催、自らの執筆や講演活動を通じて、
「毎日が楽に楽しく豊かになる」きっかけやヒントを提供している。
著書に『「おまかせ」で今を生きる』(廣済堂出版)などがある。





















