Vol.293 9月 お彼岸に想うこと
お彼岸に想うこと
おはぎか、ぼた餅か
さて、突然ですが問題です。
次のイラストは「おはぎ」と「ぼた餅」どちらでしょうか?
正解は「おはぎ」。それは、今月が9月だから。
「おはぎ」と「ぼた餅」は基本的に同じものを指していて、うるち米やもち米を餡で包んだもののこと。一般的に、春に咲くのは「牡丹(ぼたん)」だから「牡丹餅=ぼた餅」、秋に咲くのは「萩(はぎ)」だから「お萩=おはぎ」と、季節によって呼び名が変わると言われています。
なので、冒頭のイラストは「おはぎ」となるわけですが、地域によっては、1年中「おはぎ」だったり「ぼた餅」だったり、大きさや、餡の種類(こし餡か粒餡か)などで、呼び方を変えているところもあるそうなので、けっきょくは「どちらでもいいんじゃないでしょうか」という、いつもの結論に行き着くわけです(笑)
ちなみに「棚からぼた餅」という諺は「棚から、ぼたっと落ちてきたから」という説や「甘いものが貴重な時代、ぼた餅を幸運の象徴に例えたことわざ」といった説などがありますが、これもどちらでもいいでしょう。
お彼岸のもとは、波羅蜜多
春と秋にぼた餅(おはぎ)を食べる習慣は「春分の日」と「秋分の日」という、昼と夜の長さがおなじになる日に、あの世(彼岸)とこの世(此岸)の距離が近くなることからご先祖様への感謝の氣持ちを込めてお供えしたのが始まりと言われています。(諸説あり)
ちなみに、仏教においては「迷いが多いこの世(此岸)から、悟りの世界(彼岸)へと至ること」を「到彼岸」といい、もともとのサンスクリット語ではパーラミター、日本語の発音で「波羅蜜多」というそうです。
「春分の日」と「秋分の日」を中日とした前後3日間の1週間を「お彼岸」としているのには、そうした理由があったんですね。
またこの時期は太陽が真東から昇って真西に沈むことから、西方の極楽浄土に想いが通じやすくなるとも考えられていたようです。
考えなくても、感じるままでいい
春分の日や秋分の日のように、太陽がわかりやすい位置にある冬至(夜がいちばん長い日)や夏至(昼がいちばん長い日)も「特別な日」として、たくさんのイベントなどが開催されていますが、僕は、あまり頭で考えなくてもいいんじゃないかなぁと思っています。
というのも、僕たちのからだはもともと地球(宇宙)由来の元素から成り立っているので、宇宙の流れを自然に感じて、自動的にそのリズムに合わせた行動をとっているからです。
なので、僕は「◯◯の日だから」ということは、ほとんど意識しません……というか、忘れているのですが(笑)あとで振り返ってみると「そういえば、あの日、秋分だったなー」という感じで、なにかの節目になる考え方や行動につながるタイミングが「◯◯の日」だった、ということはよくあります。
もともと地球(宇宙)の一部なので、考えなくても、感じるままでいい。名作『燃えよドラゴン』でブルース・リーも言っているではないですか。
「Don’t think’ Feel!
(考えるな、感じろ!)」
ところで、ブルース・リーが大好きな飲み物、知っていますか?
正解は「お茶」。だって、叫ぶくらい好きなんですよ。
「オチャー!!!」……ぼた餅にも、合いますね(笑)
お彼岸はご先祖様に感謝しながら、美味しいお茶とぼた餅(おはぎ)で、腹満たされてください。




















