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Vol.227 3月 はちみつのはなし 〜 その2


はちみつのはなし 〜 その2

 甘くて美味しい「はちみつ」には、こころとからだにも素晴らしい健幸効果があるんです。

甘いものなのに?

   
「寝る前に甘いもの食べちゃダメよ」とか「甘いもの食べたら、すぐに歯を磨くこと!」とか…子どもの頃、そんなことを言われた記憶はありませんか?
 驚くなかれ、砂糖の1・5倍も甘みがあるはちみつには「虫歯を防ぐ効果」があるらしいんです。
 ドイツのはちみつ療法学会員でもある医学博士によると「はちみつはミュータンス菌の活動を抑えるため、虫歯を作りません」とのこと。はちみつそのもので歯を磨き、大さじ1杯のはちみつをコップ1杯の水に溶かしてうがいをすることで、歯槽膿漏や虫歯の予防を勧めています。じっさいに僕も試していますが、歯磨き粉を使っていないのに歯の表面がつるつるして、なんだかとってもいい感じ。何より、甘くて美味しいので、理由もなく嬉しくなるという特典付き(笑)
 古代エジプト植物誌研究の本には「はちみつとシナモンの組み合わせで歯槽膿漏を防ぐ」というようなことが書かれているので、はちみつの「虫歯を防ぐ効果」は長い歴史にも裏打ちされているようです。

なんと、美容にも!

 
 かのクレオパトラも美容のために愛用していたというはちみつ。贅沢な「はちみつ風呂」に浸かっていたのは有名な話です。
 その時代から、傷や火傷の治療薬として、つまり「肌によい」という理由で使われてきた歴史があることも、はちみつが美容によいことの証ですね。

〈はちみつ風呂で全身パック〉

 はちみつ大さじ2〜3杯を目安に(量はお好みで)浴槽に溶かします。あらかじめマグカップなどに溶かしておくと、お湯に混ざりやすくなります。(誘惑に負けて飲んじゃってもOK 笑)

〈プラスはちみつ美容法〉

 お氣に入りのシャンプーやリンス、クレンジングなどに小さじ1杯程度(量はお好みで)混ぜます。もともと傷や火傷の治療薬としても使われてきた歴史があるほどなので、その肌細胞再生効果は抜群!手軽にはちみつの美容効果が実感できます。

 他にも、リップクリームとしてそのまま塗ると、乾燥の季節でもツヤツヤ状態が保てます。でも、美味しいから、つい舐めちゃうんですよねぇ(笑)

はちみつで、いいちょうし

   
「いいちょうし」と、ひらがなで書いたのは、はちみつが「胃」と「腸」にも効くから、というベタな理由です(笑)
 胃もたれや胃が重く感じられたときなどに、小さじ1杯ほどのはちみつを寝る前に飲んでおくと、翌朝にはたいていすっきりしています。とくに「そば」や「栗」といったミネラルを多く含む種類のはちみつは効果が高く、昔は胃潰瘍の薬としても活躍していたとか。腸内環境も整えてくれるので、便秘と下痢の両方に効くというのも嬉しいですね。

〈オススメの組み合わせ〉
 
 緑茶とはちみつ
 栄養の宝庫であるはちみつに、唯一不足氣味な栄養素ビタミンCを豊富に含む緑茶。一緒に摂ると、さらに免疫力を高めてくれます。
 
 シナモンとはちみつ
 中医学では補腎薬とされるシナモン。はちみつと共に血糖値の調整作用があるともいわれています。バターとはちみつとシナモンを塗った「シナモントースト」もいいですね。

「はちみつを常備するのは、家にちょっとした薬局があるに等しい」

 ビタミンやミネラル、酵素、抗酸化物質など、栄養素の宝庫とも呼ばれるはちみつ。毎日の生活に摂り入れることで、さまざまな健幸効果が期待できますよ。
  
※ はちみつは自然そのままの食品ですので、一歳未満のお子様には与えないようご注意ください。
 

参考
『ひとさじのはちみつ』前田京子著(マガジンハウス)

 

 

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