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【vol.20】お客様訪問|栃木県大田原市・黒田俊雄さん


栃木県大田原市にある光真寺は、1545年に創建された、とても由緒あるお寺です。
「蜂っ子」を2年以上愛飲して頂いている、光真寺の第37代目住職、黒田俊雄さんをお訪ねしました。

「真理を探究するために僧侶になり、真理を伝えることが出来る教育にも関わることが出来ました。」

 1545年に大田原家の菩提寺として建立された光真寺の、第37代目住職黒田俊雄さんは、昭和4年栃木県大田原市に生まれました。幼少の頃から父親の住職としての後姿を見て育った黒田さんは、若い頃から早寝早起きという規則正しい生活が自然に身ついていたと言います。

 「お弟子さんや学生さん達と一緒に、毎朝早くから庭掃除をしたものですよ。父はこうしてたくさんの人たちと触れ合えることがとても楽しかったようです。」

 敷地面積1万坪という広さの庭掃除は本当にたいへんな作業だったでしょう。特に秋の落ち葉の時期は、とても時間がかかったそうです。

 「12歳の時に剃髪をしましたが、自然に涙が出てきました。有り難いのやら悲しいのやらよくわかりませんでしたが、他の子達は皆髪を伸ばしているわけですから、何で自分だけ?という気持ちもかなりあったように思います。」

 こうして御父様と同じ仏門へと入っていくきっかけが出来た黒田さんでしたが、学校を卒業後世の中の真理を探究したい、という気持ちが大きくなり、真言宗など、他の宗派でも様々な事を学んだそうです。

 「小さい頃から父の姿を見てきたんですが、すんなり仏門に入って後を継ごうと思っていたわけではないんです。ただ世の中の真理という事にはとても興味がありました。それで20代の時に真言宗の総本山である高野山で100日間の行を積んだりいろいろな事をしてみたんです。それで改めて弘法大師の凄さに気づかされました。弘法大師の軌跡をたどって、88箇所巡りをしたのも高野山での修行がきっかけです。野宿も随分しましたね。そういった体験を経て、私の進む道は、真実を求める僧侶か、真実を教育する教師か、良い食べ物を提供する農家のどれかになろう、と思ったんです。」

 こうして「真理を探究したい」という決意を抱き、御父様の後を継ぐ事を決断されたそうです。

 「父はその頃、曹洞宗の総本山總持寺から副監院という役を頂いていたので、ほとんど東京へ行っていました。留守を預かる私はずっと住職代行としていなくてはいけませんよね。そういった環境の中で、自然に住職という心構えが身についたのだと思います。」

 若い頃から夜は9時就寝、朝は3時起床という生活を続け、健康には人一倍自信をもっていた黒田さんでしたが、7年前に脳梗塞で倒れてからは、いっそう健康に気を遣うようになったそうです。

 「それからは様々な健康法を試しています。ナルミさんの「蜂っ子」は2年前から飲んでいますが、これはとても良いですね。ナルミさんから届く会報誌を見ていると、研究熱心で、真っ直ぐな企業姿勢が伝わってくるので信頼して愛用出来るんです。お陰さまで今はこんなに元気ですよ。」

 隣接する敷地内にある「ひかり幼稚園」「ひかり第2幼稚園」は、今年で創立42年目を迎え園児数750名を数える県内最大の幼稚園です。この両幼稚園の園長先生としても活躍していらっしゃる黒田さんは、子供たちへの教育にも熱心に取り組まれています。

 「真理を探究するために僧侶になり、真理を伝えることが出来る教育にも関わることが出来ました。子供の純粋な心は、何物にも変えがたいほど価値があると思います。この子達がどんな教育を受けたかで、これからの日本に大きな影響を及ぼしていくわけですから。「念ずれば花開く」という坂村真民さんの詩の一句があります。植物は、タネを蒔いて、水や肥料をやり、太陽の光があたることで、スクスクと成長し、やがてきれいな花を咲かせ、そして素晴らしい果実を実らせます。つまり、「念ずる」という事(いつも心に思うこと)は、一粒のタネを蒔いて苗を育てるのと同じように、一つの願い事(タネ)をいつも心にとどめ育てると、やがては花が咲き、実がなる(成就する)ということを詠っているんですね。そしてそれは、道元禅師の仰った「花開けば必ず真実を結ぶ」に通じるわけです。先ずは「想う」ということが大切ですね。」

 こうした教育関係の一環で、黒田さんは曹洞宗栃木県国際ボランティア協会の会長として、カンボジアやタイに教育支援を行い、自らも定期的に現地を訪れているそうです。

 「カンボジアには毎年1校の小学校を建てさせて頂いています。今年で11年目ですから、11校が建ったことになります。また、タイのプラティブ財団にスラムの子供達の教育費として毎年100人分を送らせて頂いています。こちらももう7年になります。地域の皆さんからの温かい寄付を、代表してお届けさせて頂いているんです。」

 黒田さんのこうした実践活動は、20代の頃、西田天香師の創設した一燈園で修行した経験で得た「無一物の中に無尽蔵の命がある」という理念が、そのまま「無私の行動」となって実現されているように感じました。

 「檀家さんが約千件ありますし、幼稚園も2つある、そしてこういったボランティア活動もあります。正直一人ではなかなかきつかったんですが、7年前私が倒れたことをきっかけに、息子たち2人がお寺の手伝いに戻ってきてくれました。今は子供や孫たちに囲まれて、とても幸せな毎日ですよ。」

 艶々とした若々しいお顔からは、これから益々の社会貢献をされていく決意がひしひしと伝わってきました。

 黒田さんの益々のご健康とご活躍を、私どもスタッフ一同心よりお祈りしております。

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