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Vol.207 7月 イワシを生きたまま運ぶ方法


イワシを生きたまま運ぶ方法

ほどよいストレスは、どうやら健康に良いようです。

生簀の中には…

 ノルウェーのある漁師さんのお話です。
 イワシが高く売れる条件は、なるべく「活き」が良いこと。そのために、船に生け簀を作り、できるだけ生きている状態で運ぼうとします。ところが、この「生きている状態で」というのがなかなか難しいらしく、ほとんどのイワシが途中で死んでしまうのだそうです。
 そんな中、ただ一艘だけ、イワシを生きたままで運んで帰る船がありました。
 皆、その船頭さんに、「生きている状態で帰って来られる秘密を教えてください!」とお願いしますが、まったく教えてくれません。
 数年後… 
 この船頭さんが亡くなって、ようやく船の中を覘くことができた漁師さんは、そこで思わぬものを目にします。
 なんと、生け簀に「一匹のナマズ」がいたのです。
 ナマズは、イワシを食べてしまう天敵!
 つまり、ナマズがいることでイワシたちが緊張し、死ぬどころではなくなっていた…というのが、「イワシを生きたまま運ぶ方法」だったようです。
 健康心理学者のケリー・マクゴニガル氏は、「ストレスは健康に悪い、と思い込んだ場合に限って、ストレスは有害になる」という研究結果を発表していますが、イワシ漁においてナマズは、「イワシに、ほどよいストレスだった」ということですね。

「殻」と「節」

 ヒーリングの師匠が、昔、こんな話を教えてくれました。

「こころとからだの悩みは、その人にとって1つの節目なんです。その節を越えるから、もう1つ次の段階の幸せを、こころから実感できるようになるんですよ。難局という節は、その人の人生をより豊かにしてくれる本当にありがたいものなんです」

「辛いなー」とか「嫌だなー」とか思うことがあったら、「これって、竹の節だよねー」と考えてみたり、人間関係で悩んだりしたら、「このナマズのおかげで(笑)生命力が漲ってくるのかも」と考えてみるのも、地球生活を、より満喫するコツなのかもしれません。

 最後に、坂村真民さんの「殻」という詩を紹介します。

〜 殻 〜
 
 殻を脱ぐ それはかにもやる

 とんぼやせみもやる

 人間もこれをやらねばならぬ

 木は年輪を持つ 竹は節を持つ

 人間もこれを持たねばならぬ

 うどの大木では

 かにやとんぼや木や竹に笑われる

 生れたままでは

 万物の霊長とは言われぬ

 殻を脱ごう 年輪や節を持とう

 新しい自分を作るため

 新しい世界を開くため

  
どんな出来事も「殻」となり、「節」となって、新しい自分と新しい世界を創造してくれているのかもしれませんね。
 
 

参考
アメブロ 鳴海周平の「こころとからだの健幸タイム」

 

 

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