【vol.63】星澤先生のクッキングれしぴ「食は夢のかけ橋」第27回
ねぎ豚のロールカツ
ねぎ豚のロールカツ 4人分
●豚もも薄切り肉・・・・・・・・・・12枚
味噌・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ2杯
粒マスタード、みりん
・・・・・・・・・・・・・・・・・・各大さじ1杯
●長ねぎ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2本
●小麦粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・少々
●天衣
小麦粉・・・・・・・・・・・・・・大さじ3杯
水・・・・・・・・・・・・・・・・・・大さじ4杯
●パン粉・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
揚げ油・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・適量
竹串・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8本
1・長ねぎは豚肉の幅に切ります。豚肉を広げ、調味料を混ぜて均等に塗ります。
2・豚肉に長ねぎを乗せてきっちり巻きます。巻いたもの3つを2本の竹串に刺します。
3・小麦粉、小麦粉と水を混ぜた天衣、パン粉の順に衣を付けます。中温の油で、ねぎに火が通るまでゆっくり揚げます。
4・カツの中央に包丁を入れて、切り口を上にして盛り、お好みでソースを付けて頂きます。
自身を演出、感動のエンターテイナー 羽生結弦選手
冬季オリンピック男子シングル競技・ショートプログラム、フリースケーティングトータルスコアーの現世界歴代最高得点記録を持つ羽生結弦選手。2014年ソチ、2018年平昌の二連覇の金メダル獲得という66年ぶりの快挙は、大いに日本を湧き立たせてくれました。
苦しい怪我も乗り越え、2013年から2015年グランプリファイナル3連覇、全日本選手権では4連覇と眩しいばかりの業績を残しています。
日本の心と魂を表現した演技と音楽にも、大いなる感動を覚えました。
「弓に結ばれた弦のように凛として生きてほしい」との願いを込めて命名された子は、その名の通り、周りを飲み込む緊張感と、美しく凛とした大人に成長したのです。
人はこの世での役目を持って生まれて来ると言いますが、すさんだ悲しい出来事の多い時代に、世界の人々が涙を流すほどの感動を与えられる人はそう多くはいないでしょう。
母が作る衣装に身を包み、感謝して歩んだからこそ神がかりな偉業を成し遂げられたのでしょう。
オリンピック前の3か月のブランクを顔にも出さず「自身の演技をやり切った」精神力と肉体の強さ、調整力は見事なものがあります。その体力を支えた食はどの様な物なのかが興味あるところです。
寿司や焼き肉が好きで、エビフライやとんかつも好物だとか。
そんな羽生さんに作って差し上げたいレシピとして、五分づきのご飯と、具沢山の味噌汁、モズクの酢の物と、噛み応えがあり栄養的にもバランスの取れる「ねぎ豚のロールカツ」をご紹介します。
「自分の人生史上、一番幸せな瞬間」を演じきり、解説者に「絶対王者」と言わしめた若干23歳の青年。世界に感動を与え、歴史に刻まれた偉業は忘れられる事はないでしょう。この先はどうぞ幸せな心持ちで生きて頂き、その力強く美しい心の様を、次世代の子孫に受け継いでもらいたいと願う気持ちなのは、私一人ではないはずです。
プロフィール・星澤クッキングスタジオ 代表取締役 星澤幸子
料理研究家・北海道南富良野町生まれ。
札幌テレビ「どさんこワイド」料理コーナーへの生出演は27年目になり、2017年10月に6500回を達成。料理の内容とキャスターとのやり取りの面白さが幅広い層から人気を集めている。
日本テレビNG集では毎回「星澤幸子先生編」として全国に紹介され、有吉弘行さん司会の「有吉反省会」や、zipのご当地有名人に出演を果たすなど全国にも活躍の幅を広げる。
2009年「東久邇宮文化褒賞」、翌年には「北海道食育推進優良活動表彰」を受賞。
2015年イタリア・ミラノでの食の世界万博において料理講師も務める。
料理コーナーへの生出演回数は現在もギネス記録を更新中。