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【vol.62】鳴海周平の全国ぶらり旅|香川県・琴平編


burari62
 
 古から「こんぴらさん」の名で親しまれてきた金刀比羅宮。全国にある金刀比羅神社の総本宮です。
 まだコンパスなどがない時代、瀬戸内海を航海する船乗りたちの目印となってきた象頭山への感謝の想いが信仰となり、この山の中腹にお宮が建てられたと云われています。

 7 8 5 段の石段( 奥社までは1368段)を登ってようやく辿り着く場所に本宮があることや、水や海に縁の深い大物主神が御祭神になっていること、ガンジス川の鰐を神格化したクンビーラが名前の由来になったと云われていることなどには、そうした理由があったんですね。

 こんぴらさんの参道を通りながら思ったのは、人間の「パワースポットに求めるもの」が少しずつ変化しているなぁ、ということ。
 これまでのように、「一方的なご利益」にあずかるばかりではない、「新しい時代」における「新しい関係」が築かれつつあるように感じました。

 琴平からJR土讃線でひと駅の善通寺。774年に弘法大師空海が誕生した地です。和歌山の高野山、京都の東寺とともに、空海の三大霊跡とされ、お寺の名前は、父の佐伯善通卿が由来と云われています。 

 御影堂と呼ばれる建物で、「戒壇めぐり」に参加しました。地下にある真っ暗闇の空間を、奥殿真下の「空海誕生の地」まで手探りで進む道のりは、ひたすら自己の内面を見つめていく時間。「お遍路さん」でいう「同行二人」(空海さんと二人連れで巡礼の道を歩くこと)を強く感じることができた、とても貴重な体験でした。

 こんぴらさんと共に多くの信仰を集めてきた四国霊場第七十五番札所の善通寺。
 時を超えて届く空海さんの想いもまた「新しい時代」の礎になっているように思いました。
 
  
 

 

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