Vol.191 3月 1分間、バランス感覚を養う
たったの1分で、誰もが“健脳”になれる!
とても簡単で、よく効く「1分間でできる“脳活”法」を紹介します。
今月の1分間“脳活”法
1分間、バランス感覚を養う
転倒を防ぐ「片足立ち」
転倒などが原因でしばらく寝ている間に、認知症の症状が進んでしまったというケースがよくあります。年齢と共に増える転倒によるリスクは、からだの均衡を保つバランス機能が低下することも大きな要因です。
バランス機能には、三半規管や中枢神経、からだを支える筋肉や骨格が密接に関係しています。ここを鍛えて、バランス感覚を養う方法が「片足立ち」。体制をキープしようとして、三半規管などの関係各所がフル稼働します。
また、左右1 分間ずつを1 日3 回(両足で6分)おこなうと、約50分のウォーキングに匹敵する運動負荷がかかるという、嬉しいおまけまでついています。
バランス感覚を養うことで転倒リスクが減り、筋肉増強効果もある片足立ち。
作家の五木寛之さんは、毎日、歯を磨きながらおこなっているそうですよ。
慣れてきたらもう一工夫〜リズミカルにその場スキップ〜
「スキップなんてしばらくしたことがない」という方も、多いかもしれませんね。
でも、スキップには、片足で立ったり、ジャンプしたり、バランスをとったりといった複雑な運動要素がたくさん入っています。そのため、脳のさまざまな箇所が刺激され、着地のたび足に伝わる刺激も、脳の血流をよくしてくれます。
リズム運動でもあるので、セロトニンも分泌されます。
セロトニンは、心身を快適にしてくれるホルモンですが、そもそもスキップ自体が楽しい時の動きそのものなので、行動から心に働きかける作用との相乗効果で、明るく、楽しい氣分になるのです。
楽しい時は、脳もよい刺激を受けています。1 分間のスキップ、オススメです。
参考文献
「死ぬまでボケない 1分間“脳活”法」帯津良一・鳴海周平著(ワニ・プラス)